Unknown,Climax Q&A (ページ35)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:119,041 hit

Cielo-2 ページ35

「しょっぴー、緊張してんの？」
「…してねーよ」
「してるじゃん」
「大丈夫だから、」
「うん、大丈夫。俺たちならね？」

総長が戦で命を落とす事はあってはならない。
総長は必ず、この戦いの記録を後世に伝えなければならないからである。

総長の身に危険が迫った時、総長の身を守るのは渡辺率いるE-2班、総長保護隊である。

慣れ親しんだE-2班だからこそ、自分が任務班長で良いのかという不安は少なからず渡辺の中にあった。

E-2班は近接・中衛・後衛・指示のバランスが取れた班である。彼らに心配はない。

ただ自分が、自分に任された立場を全うできるのか、それだけが心配だった。

「大丈夫、俺たち強いからさ。」
「…知ってる、」
「しょっぴーも強いし？」
「…」
「自信持って、そんなんじゃ負けちゃうよ。」
「…うん、」
「俺たちもしょっぴーも強い。みんなもいる。大丈夫、頼りにしてるよ？」

ぽん、と肩に乗せられた手に思わず相手を見上げる。

大丈夫、こいつらとなら、今までだって。

「ふは、やっぱしょっぴーちっちゃいね」
「俺たちの中にいると余計に？」
「うるさいな！」

fk「緊張してる？」
nb「それあいつらにも言われたんだけど。」
fk「なんか伝わってくるもん」
nb「うん、でも大丈夫」
fk「お、強気だね？」

nb「俺たちが弱いなんて言わせねえよ」