Cielo-4 ページ33
「阿部くん!よろしくお願いします!」
「うん、よろしくね。俺あんまり実戦じゃ役に立たないけど、」
「俺たち得意分野情報とかの人いないんで助かります」
阿部がE-4班の任務隊長になったのは極めて単純明快な理由だった。
指示が向いているとされる情報や分析といった得意分野を持つ班員がE-4班にいないからである。
それでも地頭の良い班員や統率力のある班員が協力して今までの任務を行なっていたというのだから驚きだ。
こちらも圧倒的に若い班員が集う班であるが、若くして積んだ経験と確かな実力で一目置かれる存在であった。
そんなE-4班に阿部の力が加われば十分すぎるほどの力を発揮するだろうと一抹の期待を背負うのが彼ら、左側入り口防御隊である。
これからの任務の話の中に、共に任務へ向かうことの多かったE-5班への心配が混ざっているところがE-4班が可愛がられている要因のひとつなのかもしれない。
fk「お、うちの要」
ab「要ってなんだよ、総長?」
fk「擽ったいからやめてくれ…」
ab「ふふっ、心配はいらないし、いらないよね?」
fk「まあ計画したのお前だしな」
ab「俺の計画、信じてるでしょ?」
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作者名:あんこ | 作成日時:2020年9月3日 22時