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昼間から騒ぎ続けていた9人がすっかり打ち解けたころ、あっ、と思い出したように阿部が声を上げた。
ab「そういえばなんだけどさ、俺たちってここの設備の説明したっけ?」
fk「...あ」
mm「なんも聞いてないっすね」
ab「そっちが先だよ普通…」
iw「今から行くぞ」
E-1班のオフィスは、結構なお金持ちが住んでいく家と遜色ないくらいには至れり尽くせりだ。
宮舘の希望でキッチンはとんでもない広さになり、
佐久間の希望で彼の部屋には壁一面に飾りだなが設置され、
阿部の希望で政府が持つ一部の文書はE-1班のこれまた恐ろしく広い図書室に並べられている。
岩本の希望で訓練所まで併設されている。
…ちなみに4人の希望を聞いた後、政府は特になにも希望を出してこなかった渡辺と深澤にも希望を聞いた。
とりあえず2人の部屋にはでっかいソファがあるらしい。
が、お互いはお互いの個人部屋に干渉しないようにしているので本当かはわからない。
例えば訓練所や図書室は、普通に過ごしていたらわからない場所にある。
要するに隠し部屋なのだ。
特に図書室に関しては、政府が保管している文書が入っているのでもちろん持ち出し禁止。
そこにあることも見つかってしまっては大騒ぎなので隠されている。
訓練所は岩本の希望が多すぎて隠し部屋を増設せざるを得なかった、それだけの理由である。
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作者名:あんこ | 作成日時:2020年9月3日 22時