Unknown,Climax Q&A (ページ15)

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04・Esperanza ページ15

これは遡る事…何ヶ月か前。

政府に無理を言って任務を2日間空けてもらい、佐久間発案の【新メンバー歓迎会】なるものが行われた時。

流石に未成年がいる手前、酒が飛び交って全員酔い潰れておしまい、という結末ではなく。

朝からものすごい気合いでキッチンに立っていた宮舘の作り上げた料理が所狭しと並べられ。

異動から数日でラウールへの過保護を加速させている兄たちによってお菓子やらジュースやらも大量に用意された。

最初はガチガチに緊張していた3人も、宮館が腕によりをかけすぎた料理を食べ、甘すぎる兄たち...というか主に佐久間が大量に買い込んできたお菓子やらジュースやらに囲まれて、四方八方から質問攻めにされれば自然とその表情は和らいでいった。

mm「噂には聞いてましたけど想像以上にうるさいっすね」
sk「そう？」
ab「俺たちは慣れちゃったからね...特にうるさいの佐久間だし」
ru「もっと重い雰囲気だと思ってました」
iw「まあ班員もこんなんだし、班長もこんなんだから」
fk「こんなんってどういうこと？」
kj「俺もなんか...安心しました」

始まったときは固い表情だった３人も、ある程度雑談が盛り上がるくらいには打ち解け始めていた。

内心彼らを心配していた佐久間はひとり、安堵した。
彼が３人を心配していることを５人はわかっていたし、もちろん３人もわかっていた。