Cielo-9 ページ28
「こうちゃん、久しぶりやね」
「康二くん!一緒に任務行けるのめっちゃ嬉しいっす!」
「俺も!」
「康二と一緒なんて腕なるわあ、」
「…なんか、申し訳ないわ」
「なにがやねん。しゃあない事やんけ、康二がしっかりせな。俺らの任務隊長なんやから。」
今回はW-1班からW-3班までをW班、と称し、計18名の班員に対して任務隊長に向井がつく事になった。
その確かな実力と経験によって彼らが任されたのは正面防衛隊。
1番最初にUCQAとの戦闘が開始される事が予測される場所。つまり最前線だ。
今回の総長である深澤以上の経験を持つもの、特に危険だとされる地区への任務を経験したもの、まだ10代でありながらその実力を認められ班を構成したもの。
向井は、かつて自分がいたその場所に想いを馳せながら、あまりにも未知なこれからへの不安を隠しきれずにいた。
W班の班員は向井が抱くその想いを理解していた。
必要以上の声掛けは逆効果だ。
「俺ら次第、やろ?」
向井が顔を上げた先には、18名の班員がいた。
kj「…慰められてしもうた、」
fk「良いんじゃない?康二なら出来るって俺は分かってるし、W班のみんなだって分かってる。」
kj「ふっかさんにしては良いこと言うやん?」
fk「なんだよ折角良い雰囲気だったのに!」
kj「…大丈夫、」
fk「うん、大丈夫」
kj「全員揃って戻るから、絶対。」
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作者名:あんこ | 作成日時:2020年9月3日 22時