Unknown,Climax Q&A (ページ13)

今日:19 hit、昨日:6 hit、合計:118,993 hit

＊ページ13

mm「何してるんっすか、」
kj「めめ！もう動いて大丈夫なん？」
mm「うん、まあ…ちょっと痛いけど、」
ab「目黒、起きてすぐで申し訳ないんだけど…」
mm「分かってます、」
fk「とりあえず座って」

まだ背中が痛むのか、ゆっくり歩く目黒をソファに誘導して、7人がその周りを囲んだ。

少し間が空いて、目黒はぽつぽつと話し出した。

触手タイプのUCQAであるにも関わらず佐久間と目黒の攻撃がほぼ通らなかったこと、今まで戦ったどのUCQAよりもスピードがあったこと、従来であれば弱点である中心部分に佐久間が狙いを定めた瞬間にUCQAが自爆したこと。

目黒の口からでる話に、班員の顔は険しくなるばかりだった。

mm「やばいって思った時には遅くて、」

悔しそうに俯いた目黒の手を向井が心配そうに握る。

mm「人ひとり吹き飛ぶような爆風でした。とりあえず佐久間くん、地面に落ちたらやばいと思ってとっさに、」

ab「めめ、もう良いよ、ありがとう。」
iw「お前が責任感じることじゃねえよ」
fk「うん、俺たちでも対処できないよあれは。」

深澤のその言葉は、もちろん目黒を慰める為でもあったが、一方で本心だった。

今までのように近接がひとりだったら、佐久間の怪我はもっと大きなものになっていただろう。

直面する危機に、深澤は唇を噛んだ。