- ページ10
秀太が飛び出して行った扉をただ無言で見つめることしか出来なかった。
本当は俺も好きなくせに…
でも、どうしても秀太の気持ちには応えられなかった。
応えてしまったら、この先にある秀太の人生を壊してしまうと思ったから…
黄「ごめん…しゅうた…」
明日もAAAでの仕事がある。
正直どんな顔して会えばいいか分からない。
でも、気まずくならないように心がけようとは思う。
ー翌日
黄「はよーっす」
橙「っぁ…」
紫「日高くん…」
楽屋に入った途端、
メンバーから突き刺すような視線が飛んできた。
黄「え、何？」
咄嗟に出た言葉がそれだった。
でも次の瞬間、西島に胸ぐらを掴まれ怒鳴られた。
橙「お前、秀太に何言った！？秀太の気持ち聞いた上で、何でそんなこと言ったんだよ！！」
青「ちょっ、にっしー！」
橙「離して、真司郎。こいつに理由聞くまでは絶対離さない」
真司郎に抑えられながらも俺に掴みかかる西島に、
ちゃんと理由を話さなきゃと思った。
黄「秀太のことは好きだよ。…もちろん、秀太の気持ちと同じ好き。
だけど、秀太と付き合うことで秀太の未来や周りからの風当たりが強くなることを考えたら……
俺より、可愛くて綺麗な女性と付き合った方が良いと思ったんだ」
紫「日高くん…
でもお互い同じ気持ちなら、それも乗り越えていけるんじゃないの？」
青「せやで。俺やって最初は悩んだけど、今めっちゃ幸せやもん(*´ω`*)」
宇野と真司郎が俺を説得してくれるけど、
どうしても踏み切れない。
って、それより！！
黄桃「真司郎！？お前、今何て言った！？」
あ、秀太とはもった！
青「あれ？言うてへんかった？
俺、にっしーと付き合ってるんやで」
黄桃「いつから！？聞いてないし！」
まさか、真司郎と西島が付き合ってたなんて…
驚いた！
橙「結構前だよな？2年くらい？」
青「そやね。最初はめっちゃ悩んだけど、好きなのに諦めるとかないなって思ってたから。
やから、今はにっしーとずっとおれるから幸せやで！
日高と秀太もお互い好きなんやったら、諦めたらあかんと思うねん！」
チビで生意気だった真司郎にこんな事言われるとは…
やっぱり、自分の気持ちに嘘はついたらダメだ。
秀太も勇気出してくれたんだし、俺も…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
S.Aym(プロフ) - ゆうさん» 初めまして！ 楽しみにしてくださって有り難うございます！作者の体調が優れず更新が止まってて申し訳ありません…すぐに書き上げて更新しますとは言えませんが、今週中には完結させますので、お待ちいただけましたら幸いですm(_ _)m (2020年7月13日 14時) (
レス) id: 0e636c7dc8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 秀太と日高くんの続きが気になります！ (2020年7月13日 14時) (レス) id: 19a288e846 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：S.Aym | 作成日時：2020年4月17日 20時
