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先「今日はどうしました？」
橙「あ、えと、彼の熱が下がらなくて…頭痛と喉も痛いみたいで…」
寝てしまった真司郎の代わりに症状を話す。
そしたら先生は聴診器を持って真司郎に近付いた。
先「ちょっと胸の音聞かせてもらいますね」
橙「お願いします」
寝ている真司郎の服を少しだけ捲って聴診器を当てる先生。
それが冷たかったのか"んぅっ"っと声を出す真司郎。
ーここで起きてしまったらまた暴れ兼ねない。
そう思って俺は、真司郎の頭を優しく撫でて落ち着かせる。
…が、それも虚しく起きてしまった。
青「な、に…？…にっしぃ？」
橙「ここにいるよ。大丈夫だからね」
青「っいや！！離して！いややっ！！」
橙「しんじろ、大丈夫だから！落ち着いて！」
案の定、医者がいることを理解した瞬間に暴れ出した真司郎。
こうなるとどうしようもなくなるんだよね…(〜_〜;)
先「西島さん、これだと状態を診れないので一旦診察やめましょう」
橙「忙しいのにすみません！ほら真司郎、落ち着いて！何もしないから！！」
15分くらい真司郎と格闘して、やっと落ち着いてくれた。
疲れた…
橙「落ち着いた？」
青「ん…ごめん…」
橙「ううん、嫌な思いさせてごめんな？でも先生に診てもらえば楽になるから、もう少し頑張ろ？」
青「……ぅん…」
真司郎が頷いてくれたから、もう一度診察室に入って椅子に座らせてもらった。
先「與さん、胸の音聞かせてもらいますね？」
青「っはい」
先生の言葉にガチガチになって答える真司郎。
先「うん、異常ないね。熱が高いから点滴で熱下げましょう。それが終わったらお薬出しますので、薬局に寄ってくださいね。」
青「点滴……」
橙「分かりました。お願いします」
点滴って言葉に完全に怯えてしまった真司郎の代わりに返事をして、
案内された処置室に入り真司郎をベッドに寝かせる。
青「にっしー、痛いの嫌や…っグス」
橙「うんうん、嫌だね。でも最初だけ我慢すれば痛いのもしんどいのもなくなるから、少しだけ頑張ろうよ？」
青「っでも！…っぅ」
まだ嫌々と駄々を捏ねる真司郎。
だけど、一瞬顔を歪めていたのを俺は見逃さなかった。
橙「ほら、やっぱりしんどいんでしょ？」
青「っ分かった…がんばるっ…でも、そばにおってや」
橙「もちろん。ずっとそばにいるから安心して良いよ」
口では嫌と言ってても体は正直なようでやっと点滴することを承諾してくれた。
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S.Aym(プロフ) - ゆうさん» 初めまして！ 楽しみにしてくださって有り難うございます！作者の体調が優れず更新が止まってて申し訳ありません…すぐに書き上げて更新しますとは言えませんが、今週中には完結させますので、お待ちいただけましたら幸いですm(_ _)m (2020年7月13日 14時) (
レス) id: 0e636c7dc8 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 秀太と日高くんの続きが気になります！ (2020年7月13日 14時) (レス) id: 19a288e846 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S.Aym | 作成日時：2020年4月17日 20時
