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光side
カタカタカタカタ__カチッカチッ_!
光「ッ…くそっ!!」
ダンッ!
机の上の資料が落ちるほどの力で机を叩く。
何も手掛かりが無い。
だいたい、今まで あいつらと本気でぶつかった事なんて無かったから
情報が1つも無い。
0からの状態で、Aの居場所を特定するなんて まず不可能に近い。
見つけられる確率なんて…0.1%にも満たねぇ__…。
薮「まだ諦めんな。
必ず見つけるんだ。」
薮は、さっきから そればっかりを言う。
最初は励み?になってたけど、今となっては…
ただの独り言にしか聞こえねぇ。
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バンッ!!!
光「!!?
何だ…山田か。」
山田は無表情……いや、怒りの篭った顔をしていた。
片手にスマホを握り締めたままリビングのドア近くに立っている。
高「……山田。
どうした?」
涼「………さっき、Aから電話が来た。」
全「「なんだって!!?」」
その場にいる全員が立ち上がって
山田に近寄り、全員で質問攻めをし始める。
「何で!?」「もう一回電話出来んのか!?」とか。
涼「落ち着け。
掛け直してみたけど…繋がらなかった。
たぶん、スマホ奪われたか電池切れだな。」
右手に握られたスマホを、山田は悔しそうに見つめる。
涼「でも。
電話した所から、何とかすれば特定出来るだろ?」
山田は何かを決めたような顔で、薮の事を見て言った。
薮「あぁ…。
やってみる価値はある。」
山田は、薮の手の上にポンッとスマホを置いた。
涼「俺は…また部屋に戻る。
見つかったら教えてくれ。」
少し足元が覚束無いのか、フラフラとした状態でリビングを出て行った。
山田……大丈夫か_…?
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薮「絶対に……助け出すぞ。」
光「あぁ…。」
大「当たり前だろ。」
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aijump0517(プロフ) - コメント失礼します。とても面白くて読むたびにキュンキュンしてます。○○ってなってる所があるのでそこを直して欲しいです (2018年5月4日 16時) (レス) id: b725aba90e (このIDを非表示/違反報告)
夢月(プロフ) - 面白く読ませて頂いてます!ただ、○○という表記になっている箇所がたくさんあるので直して欲しいです (2018年1月30日 17時) (レス) id: 429f5b6353 (このIDを非表示/違反報告)
山田凛華(プロフ) - 100票目の評価入れられました〜! あ、Twitterの山田凛華です(^^) いきなりコメントすみません(TT) (2017年11月21日 21時) (レス) id: 7a846bfd47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2017年1月9日 20時