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あ「ん____…? ッい…つ!!」
頭に激痛が走る。
激痛に耐えながらもぼやけた視界の中で、何とか立ち上がった。
あ「…ここ…どこだろ__…。」
真っ暗な闇が広がる。
明かりを付けたいけど、電気らしき物は何処にも無い。
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あ「ッ誰か…!!」
歩く事も出来ず、その場に座り込んで助けを求める。
お願い__!!
誰か……助けて…
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ガチャン…
ギィィー…
重たいドアを開くような音が耳に入る。
人…!?
あ「ッまぶし…!」
ドアの開くような音がした方を見ると、目に入ってきたのは眩しい光。
目がなかなか開けなかった。
?「目覚めたか。」
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あ「この声…もしかして__。」
健「久しぶりだね。
”お姫さま”…。」
口角を軽く上げる男の正体は、健人だった。
何で_ここに…?
あ「ねぇ……何で私…ここに…。」
健「覚えてないのか?」
カツカツと、革靴らしき音を立てて近付いてくる。
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私の目の前に立つと
ガシッ!!
あ「きゃぁっ!!」
大きな手で、私の頭を鷲掴みしてきた。
あ「何すっ__、……。」
抵抗しようとすると
頭の中に記憶が入ってきた。
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____ううん……入ってきたと言うよりも
蘇ってきたって言うのが正しいのかもしれない。
ガクッ…
あ「わた…しッ…涼介君の事___…。」
”殺そう”とした___…?
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あ「ぁ……ッあ…。
…何_でッ…。」
私の意志じゃない。
私が涼介君を殺すなんて……絶対に有り得ない。
でも、何で あんな事したの?
理由が無い。
私の体が勝手に動いたって事…?
自分の両手の手の平を見る。
記憶と共に、涼介君の首を締めた生々しい感覚も蘇ってきた。
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でも_
この手で………涼介君を……
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健「ククッ…、いー眺め__…。」
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aijump0517(プロフ) - コメント失礼します。とても面白くて読むたびにキュンキュンしてます。○○ってなってる所があるのでそこを直して欲しいです (2018年5月4日 16時) (レス) id: b725aba90e (このIDを非表示/違反報告)
夢月(プロフ) - 面白く読ませて頂いてます!ただ、○○という表記になっている箇所がたくさんあるので直して欲しいです (2018年1月30日 17時) (レス) id: 429f5b6353 (このIDを非表示/違反報告)
山田凛華(プロフ) - 100票目の評価入れられました〜! あ、Twitterの山田凛華です(^^) いきなりコメントすみません(TT) (2017年11月21日 21時) (レス) id: 7a846bfd47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2017年1月9日 20時