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涼介side
んだよ……家に居たのかよ。
走って帰ってきて損した。
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ただ……気になることがある。
家に帰ってからAの様子がおかしい。
俺と一度も目を合わせねぇし
チラッと こっちを見ては顔を伏せる。
俺なんかしたっけ…?
まさか…
あれ見られてた?
見られてたとしたら誤解されてるのかもな…
……でも_俺の事好きじゃないのに、そんなの気にする必要あんのか?
涼「薮君。
俺、ちょっとAの様子見てくる。」
薮「あ…あぁ。わかった。」
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Aの名前が書かれたプレートの部屋のドアをノックする。
コンコン…
涼「A?入るぞ。」
ガチャ
部屋に入ると、ベッドに突っ伏す体勢で寝ているAがいた。
涼「寝るのはぇーな…。」
足音を立てないように近付いて。
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フワ…
Aの髪を優しく撫でた。
髪と髪の隙間から見えるAの寝顔が、見とれるほど綺麗で。
サラ__…
あ「ん…っ。」
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やべ。
思わず手をパッと離す。
あ「涼……介く_…。」
涼「え__…。」
何で…俺の名前__。
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カッ!!
涼「うわっ!!
A_起きたのか__…?」
突然、Aの瞳が大きく見開かれた。
起きたのかと思い、手を伸ばす。
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パシッ
Aの華奢な腕が、俺の腕を掴んだ。
涼「え_…。」
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ブンッ!!!
涼「うぇっ!!?」
ダァァンッ!!!
体が浮き上がったと思ったら床に打ち付けられだ。
打ち付けられた背中と腰が悲鳴を上げる。
涼「ぐっ…っう…。」
スッ_
俺の腕を離したAは、ゆっくりと立って。
涼「ッA__…?」
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あ「フフッ…。」
サラ_…
前髪をかきあげたAの顔
瞳が…いつもの黒色ではなく、銀色に染まっていた。
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涼「お前_誰だ…。」
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aijump0517(プロフ) - コメント失礼します。とても面白くて読むたびにキュンキュンしてます。○○ってなってる所があるのでそこを直して欲しいです (2018年5月4日 16時) (レス) id: b725aba90e (このIDを非表示/違反報告)
夢月(プロフ) - 面白く読ませて頂いてます!ただ、○○という表記になっている箇所がたくさんあるので直して欲しいです (2018年1月30日 17時) (レス) id: 429f5b6353 (このIDを非表示/違反報告)
山田凛華(プロフ) - 100票目の評価入れられました〜! あ、Twitterの山田凛華です(^^) いきなりコメントすみません(TT) (2017年11月21日 21時) (レス) id: 7a846bfd47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:♪くるすけ♪ | 作成日時:2017年1月9日 20時