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涼介side
ﾌﾞﾙﾌﾞﾙと震える手で、裕翔の襟をｷﾞﾘｷﾞﾘと締め付ける。
中「や…まちゃんｯ…くるし＿って…。」
俺の腕を、ﾊﾞﾝﾊﾞﾝと叩く。
やっと我に返り、「悪い」って一言 謝ってから手を離した。
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部屋の中では、しばらくの沈黙が続いた。
さすがの俺でも、耐えれるまでの限度がある。
中「……山ちゃん、さ。」
涼「…あ?」
中「Aと一回だけで良いから…ﾃﾞｰﾄしてみなよ。」
涼「は…?」
ﾃﾞｰﾄ?
あの知念達がしたやつのことか?
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中「そう。それ。」
俺の心の中を見抜いたのか
いつの間にか俺が口に出していたのか
俺が考えていた事を、裕翔は口にした。
てか…”好き”って気持ちを教えるんじゃなかったのかよ。
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中「教えるとか偉そうな事、言ってごめん…。
だけど＿＿俺から言えるのは…好きな子は、他の子と違うく見える。
他の女の子と居ても、なんとも思わないのに
Aと居るだけで、幸せな気持ちになれる。
その1分1秒を無駄にしたくないって思うくらい、一緒に居たくなるんだ。
俺は少なくとも…Aとﾃﾞｰﾄした時、凄く幸せだったよ＿＿…。」
裕翔の いつもとは違う顔。
Aの名前を出すだけで、ﾎﾜﾎﾜとした幸せそうな笑顔を見せてる。
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＿＿こんなにも変わるものなのか?
最初は、裕翔達だってAの事を”餌”としか見てなかったのに…
あっという間に、あいつは
俺と雄也以外の奴らを” 虜 ”にしてしまった。
中「俺から知念に上手く言ってあげるから…。
Aとﾃﾞｰﾄして、自分の気持ちを見つけなよ…。」
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裕翔の大きな手が、俺の肩に乗せられる。
真剣な表情、真剣な瞳が俺の目に映る。
涼「…分かったよ。」
俺は、そうとしか言えなかった。
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この後…、辛い思いをする事を知らずに＿＿…。
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aijump0517(プロフ) - コメント失礼します。とても面白くて読むたびにキュンキュンしてます。○○ってなってる所があるのでそこを直して欲しいです (2018年5月4日 16時) (
レス) id: b725aba90e (このIDを非表示/違反報告)
夢月(プロフ) - 面白く読ませて頂いてます！ただ、○○という表記になっている箇所がたくさんあるので直して欲しいです (2018年1月30日 17時) (レス) id: 429f5b6353 (このIDを非表示/違反報告)
山田凛華(プロフ) - 100票目の評価入れられました〜！ あ、Twitterの山田凛華です(^^) いきなりコメントすみません(TT) (2017年11月21日 21時) (レス) id: 7a846bfd47 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：♪くるすけ♪
| 作成日時：2017年1月9日 20時
