9人のドS○○達…【1】 (ページ5)

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薮side

薮「どうした…山田。」

涼「っ…何でもねぇ。

この女の近くにいると調子が狂う。部屋行ってる。」

取り残された山田以外の俺達と、謎の女の子。

山田は…血を吸ったことが無い。
人間はおろか、動物のも。

ﾄﾏﾄが食えないと言う厄介な奴だから、余計に大変だ。

特に満月の日は…血不足で暴れてしまう。

だから無理矢理にでも、ﾄﾏﾄｼﾞｭｰｽとか小動物の血を飲ませたりしてる。

圭「そういえば、知念この子知ってるって言ってたよね?」

知「うん。…てか、この子僕達と同じ学校だからね?」

全「「はっ!!??」」

知「それで、僕と涼介と同じｸﾗｽ。

わかんない?学年成績2位の子だよ。」

圭・中「「あぁあ!!分かった!!」」

全然わかんね。

薮「山田達と同じｸﾗｽなんだな? ならまだ安心だ。」

あ「っ…ん?……きゃあぁっ!!」

裕翔達が騒いでたからか、
体温が上がって目を覚ましたか、

女の子は大きな目を開けた。

起き上がった時に、甘い香りが鼻をくすぐり
俺も危うく牙が出そうになった。

あ「ここ、は…?」

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俺は、今まであった事を全て話した。

光「どうして、こんなに荷物を持って…。」

あ「家…追い出されちゃって。」

圭「どうして?」

あ「私の両親、教師なんです。

だから、1位を取らなきゃ駄目だって…

だけど、どんなに頑張っても取れなかったから…もうお前はいらないって追い出されました…。」

無茶苦茶な親だな。

そんな親が存在するなんてﾄﾞﾗﾏくらいかと思ってた。

薮「ちょっと待てよ……1位取れない原因って…。」

.

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ｶﾞﾁｬ＿

涼「俺、先に風呂入るからな。」

あ「あっ!」

涼「なんだ、目覚めたのか。」

あ「山田涼介!!」

涼「…なんだよ、いきなり。」

高「山田、お前確か学年1位だよな?」

涼「…あぁ。あんな簡単なので1位取っても嬉しくねぇけどな。」

あ「どうしたら、あんな点数取れるの!」

中「確か、900点満点だもんね。」

涼「てか目覚ましたんなら帰れよ。」

あ「私だって…帰りたいです。」

涼「あ?」

大「この子、家追い出されたから行くところ無いんだって。」

知「ねぇー、ここに置いとこうよ。」

涼「はっ!?」

知「もちろん、ﾀﾀﾞではないよ。

条件付きでね…?」

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