9人のドS○○達…【1】 (ページ40)

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あ「はぁ…。」

今日の授業が終わり、帰り支度をしていた。
それにしても今日も疲れた…。

女の子達には囲まれるわ、
それを防ごうと涼介君達に連れて行かれるわ、
戻ってきたらまた囲まれるわ、

…それの繰り返し。

知「ため息つくと、幸せが逃げるよー?」

あ「侑李…。」

知「今日、部活だって知ってた?」

あ「あ、そうなの…?

じゃあ行こっかな…。」

ﾏﾈｰｼﾞｬｰなのに部活の日を知らないってのもおかしいけど。

とりあえず侑李と一緒に、部室に向かった。

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「Aちゃーん、これも宜しく!♡」

あ「あ、はい!」

部員のﾕﾆﾌｫｰﾑ等、ﾀｵﾙ等を洗濯してます。

これが終わったらﾎﾞｰﾙ拭きして、備品ﾁｪｯｸもして…それから…

…あぁ、忙しい…。

生徒会の中で、ｻｯｶｰ部に入っているのは涼介君と侑李、裕翔君が入ってる。

圭人君も最初はｻｯｶｰ部だったんだけれど、付いていけなくて辞めたという…。

「Aちゃーん!」

あ「はい!」

「山田がｹｶﾞしちゃったから、手当てよろしく。」

あ「はーい。」

奥から聞こえてきた部員さんの声。

足の膝から血を流している涼介君が歩いてきた。

あ「救急箱持ってくるので、待ってて下さいね!!」

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ｶﾞｻｶﾞｻ＿＿＿

あ「ん…と、確かここにあったはず…あ、あった。」

大きな箱を見つけて、涼介君の所まで持って行く

はずだったのに。

あ「…りょ、涼介君!!」

涼「遅い。」

あ「あ、すみませ…。」

涼「ん。」

ﾄﾞｶｯとﾍﾞﾝﾁに座ると、怪我をしている足を出してくる。

血は止まることなく流れていた。

土が混じっていたから、ﾃｨｯｼｭを水で湿らせて膝の砂を取る。

取れたら、ｶﾞｰｾﾞに消毒液を染み込ませて膝に当てる。

あ「い、痛くないですか…?」

涼「別に平気。」

あ「そうですか…。」

拭いても拭いても、滲み出てくる血。
これは保健室行った方が良いんじゃ…。

痛々しくて見ていられないほど。

あ「終わりました。…跡残らないと良いですね。」

涼「…あのさー。」

あ「はい?」

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