9人のドS○○達…【1】 (ページ39)

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ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ＿＿＿ﾋﾟｯ…

あ「ん…。」

ﾓｿﾞ…

あ「ん…? 体が…動かない。」

布団の中に、何かがいる感じがする。
明らかに私じゃない温もりがある。

ちょっと怖かったけど、思い切って捲って見た。

大「ん…。」

あ「……きゃぁぁぁあ!!」

大「ぐえっ!!」

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ＿＿＿!!

着替えずに、慌てて下に降りていく。

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涼「うるせーな。」

ﾘﾋﾞﾝｸﾞにいたのは、珍しく涼介君のみ。
光君はまだ起きてないみたい。

あ「だ、だ、だってっ…!!

私のﾍﾞｯﾄﾞに大ちゃんがいたんですよ!?」

体に抱き着いてたから、驚いて大ちゃんを突き飛ばしてしまったけど

大ちゃん怪我してないかな…。

涼「それならいつもの事だ。いちいち騒ぐな。」

あ「い、いつもの事…?」

涼「たぶんこの先もあるぞ。」

そんな予告いらない…。

ｿﾌｧｰから立ち上がった涼介君。
朝ご飯を作るためにｷｯﾁﾝに向かう…のかと思いきや。

あ「…な、なんですか。」

私の方に歩み寄ってきたから、思わず後退りをする。

ﾄﾝ、と背中にﾄﾞｱが当たって涼介君との距離が近くなった。

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涼「…次は俺も潜り込んでるかもよ?」

あ「ばっ、馬鹿な事言わないで下さい!!」

涼「冗談だと思ってる?」

する、と涼介君の手が首筋を這う。

ｿﾞｸﾘと背中が凍り付いた。

っ…もしかして、血吸われる…?

あ「っ…。」

涼「…、冗談だよ。」

目をｷﾞｭｯ、と瞑った途端に
涼介君は離れていった。

ゆっくりと目を開けると、私を真顔で見下ろす涼介君。

冗談が…きつ過ぎる。

高「お前、冗談がきつ過ぎんぞ?(笑)」

あ「…おは、ようございます。」

高「ん。」

あ「…あの、近い…。」

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おはようの挨拶を返してくれたのはいいものの、突然後から現れた上に

肩に顎を乗せている状態だから、顔の距離が近い。

高「んー?…血吸う時はこんぐらいになるけど。」

あ「え…っ…。」

知「こら、Aをいじめない。」

またもや突然現れた侑李が、私を助けてくれた。
高木君も涼介君も、…言ってることが冗談に聞こえない。

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