9人のドS○○達…【1】 (ページ23)

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知念side

涼「それくっっそまじぃ!!

そんなのよりAの血の方が美味かったに決まってるだろ!!」

そこまで言うこと無くない?

僕、一生懸命作ったのにー。

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……半分ｲﾀｽﾞﾗだけど(笑)

薮「とりあえず、Aが明日起きてからどうするか決めよう。

記憶が無ければいつも通りに。
残ってたら…＿＿。」

宏太が険しい表情を見せる。

その顔で皆は想像できた。

知「…Aの事…殺すの…?」

薮「最後の手段だ…。」

知「や、やだよ!? 絶対にだめだから!!

僕…Aの事、殺すなんてさせない!!」

どうして僕は、ここまで必死になるんだろ。

どうして、こんなにAを失いたくないと思うんだろ。

中「知念、落ち着いて…。」

知「離してよ!ゆーてぃ!!」

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それだけ僕がAの事を愛してしまったからなのかな…＿＿?

薮「知念…

俺達が瑠花にされた事、忘れたのか?」

知「忘れるはずないじゃん!!

あんな裏切られ方をして、すぐに忘れるほど僕は馬鹿じゃない!!」

光「だったら、分かるはずだろ?

こいつだっていつかは裏切る時が来るかもしれない…。

俺達vampireは…人間を愛してはいけないんだ。
＿＿＿信じちゃいけないんだよ…。」

知「なんでひかが決めるの?
僕がAを信じるか信じないかは、自分で決める!!

愛するか愛さないかは自分で決めるよ!!」

僕と宏太、ひかが言い争ってる中で皆は
ただただ黙って見てるだけだった。

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薮「知念。

…もしも、Aが裏切る時が来たらどうするんだ?」

知「っ…それは…。」

そんなの…分かるはず無いじゃん。

薮「裏切られたら終わりなんだ。

俺達の正体が広まると…、今度こそは確実に
俺達は殺される…。」

知「Aは…そんな事しない…よ…。」

瑠花にされた事が、ﾌﾗｯｼｭﾊﾞｯｸしてきた。

圭「知念…休んだ方が良いよ。」

涙が出そうになった。

好きな子なのに、死の危険から守る事が出来ない。

自分の弱さに…愚かさに…。

涼「しない…Aは、そんな事しねぇよ。」

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