9人のドS○○達…【1】 (ページ17)

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知「……で、基本はﾎﾞｰﾙ拭きと、お茶作りとかだね。」

あ「分かりました。ありがとうございます。」

練習の日、試合の日にすること
全てを事細かく、侑李は分かりやすく説明してくれた。

知「Aさー。そろそろ敬語やめてよ。」

あ「え…。」

知「同学年なんだし、距離感じる。」

あ「で、でも…。」

知「言うこと聞いてくんなきゃ襲うよ?」

あ「…え。」

知「＿＿＿いいの?」

あ「…っあ、の。」

ｼﾞｬﾘ…

ｼﾞﾘｼﾞﾘと距離を詰めてくる。

下がり続けていたら、
部室に置いてあるﾍﾞﾝﾁに背中が当たった。

知「嫌がらないってことは…良いの?」

あ「だ、だめ＿＿＿!!」

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知「残念…時間切れ。」

あ「っ…!!」

侑李の手が、制服のｽｶｰﾄの中に入ってくる。

あ「え…。」

顔が動かないように、反対の手で押さえられた。

侑李が、首筋に顔を埋めてきたと同時に吐息がかかる。

知「…美味そうな匂い…。」

あ「な、に…言って…。」

嫌な予感がして、背筋に冷や汗が伝う。

逃げたいのに体が硬直して動かない。

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ﾊﾞﾝｯ!!

涼「知念!!やめろっ…!!」

知「!?…っ僕…。」

あ「っ…。」

助かった…けど

あ「涼介君、練習は…?」

涼「…知念呼びに来ただけだ。

知念、練習の相手になって。」

知「分かった…。

A、今日はもうすること無いから帰ってもいいよ。
先生には僕から言っておくから。」

あ「…はい。」

涼介君が来てからの事が、あまり記憶に無かった。

事がどんどん過ぎていって、いつの間にか一人だけで部室に残っていた。

あ「…帰ろ…。」

ﾊﾞｯｸﾞを手に持って部室を出た。

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ｺﾂｺﾂ…ｺﾂ

ﾛｰﾌｧｰの音が響く夜道。

なんで、こんなに人通りが少ないの…。

まだ夕方なのに、暗く感じる。

あ「怖いな…ｽﾄｰｶｰでも出そう。」

光「わっっっ!!」

あ「きゃぁぁああっ!!!」

後ろから、耳元に聞こえた大声に驚き
腰が抜けて座り込んでしまった。

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