9人のドS○○達…【1】 (ページ11)

今日:5 hit、昨日:12 hit、合計:5,203,891 hit

10 ページ11

な、何言ってんの…この人頭おかしいんじゃないの?

「えっ…もう決まったんですか?」

薮「そうだよ、今回はこの子で決まり。」

薮君まで…!

「わ、分かりました。失礼します…。」

女の子は、少し残念そうな顔で走り去っていった。

ってそんなことより…!

あ「ちょっ…急に何なんですか!」

柔らかな物が頬に当たる。
その当たった物が何かは明らかだった。

思いっきり押して、頬を手で拭きながら
涼介君から離れると

涼「…まだ詳しくは知らなくてもいい。

targetが何なのかだけは、後で教えてやる。」

光「昼休み、生徒会室に集合な。」

何も知らされないまま、それぞれの教室に入った。

.

.

.

.

.

.

.

.

.
-昼休み

「ねぇねぇ! 新しいtargetになったって本当!?」

「targetになるなんて羨ましい～♡」

今まで話しかけてなんか来なかった人達からの
突然の質問攻め。

いつの間にか私の周りは女の子だらけ。
きっと涼介君達のﾌｧﾝだろう。

「いいなぁー。あたしもあの9人のtargetになりたーい♡」

「私は裕翔君がいいなぁ♡」

「私は慧先輩っ♡」

あ「あの…targetって何なんですか?」

「え…知らないの?」

あ「はい…。」

「それはねー。」

ｶﾞﾝｯ＿＿＿!!

机を蹴った音が、教室に響き

女の子達のざわつきが収まり、ｼﾝ＿＿と静まり返った。

机を蹴りつけたのは、涼介君＿＿＿。

全員の視線が涼介君に向く。

冷たく恐ろしい視線を、女の子達に向けながら
低い声でこう言った。

涼「余計な事を喋るな…。」

「っ、ごめん、なさい…。」

涼「＿＿＿おい、行くぞ。」

知「もー、涼介ってばｶﾙｼｳﾑ足りてないんじゃないのー?

ごめんねー、君達。
A行くよ!」

私は、侑李に腕を引かれながら
涼介君の背中を追いかけた。

教室からは

「可愛いぃぃい♡」
「そんな怖い所も良いっ…♡」

など、様々な声が聞こえてきていた…。

.

.

.

.

.
長い廊下を歩いていると
『生徒会室』のﾌﾟﾚｰﾄが見え、大きな扉も見えた。

涼介君が扉を開けると

中には、ｿﾌｧｰに座ってくつろいでる7人がいた。

.

.