【呪術廻戦】五条さんはちょっと

呪２３ ページ24

公園のベンチで座って
　
　
　
　

2人でわたあめを食べる
　
　

　
　

A「で？何怒っていたんですか？」

　
　
　

五条「え？なんのこと？」
　
　
　

わたあめに夢中だ

　

　
A「なんか嫌でした？」
　

　
　
五条「嫌...っていうか」

　



　

　

「Aは嫌じゃないの？」
　

　
　
　
え？


　
　

A「なにが？」
　
　
　


何について聞かれているのか、全く理解できない
　

　
　
　
今わたあめを食べていること？
　
　
　

それとも五条さんが不機嫌なこと？
　

　
　

五条「僕のこと、怖いんでしょ」
　

　
　


あ
　
　
　
　

そうだ
　
　
　
　

前伊地知にバラされて
　

　
　
　

五条さん知っちゃってるんだった

　
　


A「あの！！それ誤解っていうか！！私の勘違いで！」
　
　

　

五条「え？なんの勘違い？」

　


A「だから、えっと〜」
　
　
　
　
なんて言えばいいんだ

　
　
　

ん？
　
　
　


私怖いんじゃなくて、この人のこと好きなんだよね？

　
　
　
　

でもこれ、今言ったら

　
　
　
　

五条「え？A？ちょっと大丈夫？」

　
　
　
A「だ、だからあの！！全然大丈夫なので！！」
　
　
　


そうじゃん私

　
　
　

この人の事好きなんだよ
　

　

言えるわけない


　
　
五条「あのさ、A」
　
　

　
A「わ、私！！！今日食べすぎたので先に帰ります！！！」
　


　
五条さんにお辞儀をして
　
　

　

帰ろうとする


　
　

五条「え？ちょ、待って」


　
　

簡単に腕を掴まれてしまった
　
　
　


どうしよう
　

　


五条「A、こっち向いて？」
　
　
　
　
A「なんでですか」
　

　

五条「顔が見たいからに決まってるじゃん」

　
　

A「見なくていいです」
　
　
　

五条「こんなに慌ててるA、今まで見たことないんだけど」
　
　
　
　

A「お、覚えてないだけじゃないですか？」
　
　
　

五条「ねぇ」
　
　



五条さんが掴んでいる手に力が入る
　
　
　
　
　

私の後ろに五条さんが立って

　
　

　
五条「さっきから隠してるんだろうけど」

　

　

手を引かれ

　
　
　
　
向かい合う
　

　
　

「耳まで真っ赤だから、隠れてないんだよ」
　
　
　
　
　
　

「A」
　

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