【呪術廻戦】五条さんはちょっと

呪１４ ページ15

五条「僕、教師になろうと思うんだけど」

　
　
　
　

A「え？なんか言いました？」

　
　
　
　
頭が追いつかない、とはこのことだ
　
　
　
　
　

何を話すのかと思えば今、なんて言った？
　
　
　


五条さんが教師？
　
　
　
　

A「生徒がグレますよ」
　
　
　
　

五条「聞こえてんだよ」
　
　
　


A「はい、すみません」
　
　
　


あったかいコーンスープを一口飲み
　
　

　

じんわりと身体が温まるのを感じた
　

　
　

五条「よーーく考えてみろよ、アイツら(上層部)クソじゃね？」
　
　
　
　

A「よーーく考えなくても、クソですね」
　
　
　
　


五条さんとは何度か任務でお世話になっていたし話もするから
　
　
　
　

言いたいことはよくわかった

　



五条「だから僕は僕のやり方で、呪術界を変えたいわけ」
　
　
　
　
　
A「教師になって、後世を育てるって意味ですか？」
　




五条「まぁそうだな、強く聡い仲間をつくるってとこかな」
　
　
　
　


そういう五条さんはなんだかすごく大人びて見えて

　
　
　

A「...なんか、驚きました」
　
　
　


五条さん、しっかり将来のこと考えてるんだ
　
　
　

　
A「私もその仲間に、入れてもらうことはできますか？」
　
　
　
　

見てみたかった
　
　

　
　
　
呪術師最強と謳われるこの人が
　
　
　
　
　

五条「それいいな」
　
　

　
　

育てる生徒を
　
　
　



新しい呪術界を
　
　

　
　

五条「じゃあ死んでも1級とれよ」
　
　

　

A「は？！1級？！」
　

　
　


五条「今2級だろ？どうにかなるでしょ」
　

　


今、結構頑張っての2級なんだけど

　
　
　
　

でも、やるしかない
　

　
　

A「じゃあ、私が1級取ったらもう盛大に祝ってくださいね！！」
　
　
　
　


五条「そんなんでいいのか、いいよ盛大に祝うよ。パーティーでも開く？」
　
　
　

　
A「私今本気で言ってますからね？！」
　
　
　


スープを飲み終わり
　
　
　
　
ゴミを捨てると部屋に戻ろうと私にマフラーと手袋とカイロを返してくれた
　
　
　

　
A「...今じゃなくてもっと前に返して欲しかったんですけど」
　
　
　

と文句を言ってしまった

　


五条「可愛いとこあんのね、A」
　
　

　
　
と、私の頭を撫でた


　
　
　
　

　
　

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