異常物品目録：2-5 ページ11
「ディッパーあの子と遊んだの！？」
夕飯の席でメイベルの悲鳴が響き渡った。
1日出かけていたメイベルは、夕飯前にやっと帰ってきた。キャンディ、グレンダと楽しい1日を過ごしたようだった。
「それで、どんな子だったの？」
「どんなって……普通のいい子だったよ」
「あの子、えっと……なんて名前？」
「Aだよ」
「Aは、ご飯食べないの？」
「もう寝ちゃったんだ。疲れてたんだよ、きっと」
「そっか。明日は、遊べるといいな」
「メイベルの話しをしたら、早く会ってみたいって言ってたよ」
「えへへ、あたしも早く会いたいなぁ」
その後も夕食は続き、後には洗い物だけが残った。洗い物はフォードが引き受けてくれたので、ディッパーとメイベルは寝室に向かった。
スタンとフォードが譲ったのでこの家はスースのものだが、彼は夏の間だけ、前の家に住んでスタンたちが泊まれるようにしてくれた。
その代わり、スタンは初代ミステリーマンの復帰を約束した。
メイベルは明日が楽しみすぎて、ベッドに入ってもまだ眠れないようだった。
「そういえばメイベル、今日は1日何してたの？」
「ディッパー、気になる？」
「まぁ、気になるかな」
「残念、秘密だよ！」
〜メイベル回想〜
「キャンディ、グレンダ！カリフォルニアから男の子の雑誌をたくさん持ってきたよ！」
「イェーイ！メイベル最高！」
〜回想終わり〜
「えぇー？なんで教えてくれないの？」
「なんでも！」
*****
夜もすっかり老けて、家中が静まり返った真夜中……。
休憩室のソファで眠っているAと、その隣に開いてある本を見ている者があった。窓から射す月の光の中を漂っている。
「これは……うまく利用できそうだ」
彼はそう呟いて、影の中に消えていった。
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ロイヤルストリート(プロフ) - 傀儡さん» ありがとうございます！ (2017年8月27日 22時) (
レス) id: 2a96eef140 (このIDを非表示/違反報告)
傀儡(プロフ) - 更新お疲れ様です！！ (2017年8月27日 21時) (レス) id: 40e3112149 (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - これからも更新頑張ってください。 (2017年8月20日 22時) (レス) id: 6d20a5cfdd (このIDを非表示/違反報告)
ロイヤルストリート(プロフ) - にぃさん» 初コメントだったんですか！？すごく光栄です、これからもどんどん更新していくので、よろしくお願いします (2017年8月13日 21時) (レス) id: c29879431f (このIDを非表示/違反報告)
にぃ - 僕、コメントしたのこの小説がはじめてなんですよ。これからも更新頑張って頑張ってください。 (2017年8月13日 13時) (レス) id: 6d20a5cfdd (このIDを非表示/違反報告)
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