合縁奇縁～第一章艱難辛苦～【オリジナル】 (ページ14)

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第十二話 -動き出す闇- ページ14

チッ…チッ…チッ…

時計の針は音を立て、規則正しく、一刻一刻と秒数を刻む。

A「…遅いなぁ、2人とも…」

斬「やっぱり何かあったんじゃ…」

A「…約束、したもん…。きっと帰ってくるよ…」

その期待を嘲笑うかのように、夜が明け、昼になり、また夜が来て…。

どんなに待ち続けても、二人が帰ってくることはなかった。

二人が居なくなってから、二週間後。

A「二人共、どこいっちゃったんだろう…。会いたいよッ…！」

斬「やっぱり可笑しいな…。明日、探しに行こうか。」

A「！…うん。」

見つかると、良いな…。

真夜中の二時。

丁度丑満時だ。

私は、眠れなくてベッドの上で座って本を読んでいた。

その時だった。

……ガタッ

A「ッ！誰！」

音のした方を見ると、あの時…草原を探索した時に拾った茶色い革表紙の、ちょっと黄ばんだ本があった。

A「…」

よく見ると足の親指くらいの、小さな金色のクローバーがプリントされていた。

私は、その革表紙の本に自然と惹かれ、手に取り中を見た。

A「…こ…れは…⁈」

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次章予告

ゲームの世界へトリップし、トリップ少女となった少女。

しかし、少女の共に戦ってきた戦友二人が行方不明になってしまう。

少女は、残った戦友一人と二人を探しに行くが…。

果たして、少女達は現実世界へ戻る事が出来るのか。

そして、少女達がトリップしてきた、その理由とは…？

第二章真実一路

？「君は、生きて帰れるかな？(ニヤ」