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廊下は走らないでください!
看護師さんの言葉も耳に入らない。後ろからついてくる健ちゃんが代わりに謝ってくれていたことは後から知ったことだった。
直人さんから貰った病室が書かれた紙を握りしめ、病室の扉をノックした。
中にはAのお母さんが疲れた顔で座っていて、俺は一礼してAの元に駆け寄った。
隆「A・・・」
「来てくれてありがとう。あなた、隆二くん?いつもあの子が嬉しそうな顔であなたの話をしていたわ」
隆「すみません、俺・・・」
「誰も悪くないのよ、この子もあなたも。そばに居てあげて?」
お母さんはこんな時まで俺に気を使ってくれて、病室を出ていった。
残された部屋に響くのは心電図の音。
目の前の真っ白のベッドに横たわるAには点滴が繋がれていて、見ない間に随分痩せたようだった。
それから少しして、握っていた手がビクっと動き、Aはゆっくりと目を開いた。
『・・・りゅ、うじ?
なんで、』
隆「A!もう、、会えねえかと思った・・・」
『ご、めん。』
隆「なんで、言ってくれなかったんだよ。」
『だって、、私、隆二の笑顔が大好きだから、悲しい顔させたくなかった。黙っててごめんね・・・あのね、私ね』
隆「もういいよ、無理して喋んなくても。」
俺の制止の言葉も聞かず、Aは小さな声を振り絞って続けた。
『わたしね、JSB✡SEVEN、契約解除してもらったの、これで私達他人同士、やっと他人になれた。
仕事じゃなくて、隆二のほんとの気持ち、教えてほしい』
隆「ばかやろう・・・俺はAの事ずっと大切に思ってたよ!」
『・・・ほんと、?よかった、』
命の綱が切れてしまいそうだと言うのにAは幸せそうな顔で微笑んだ。
俺はこの笑顔が堪らなく大好きだったのだ。
既にボロボロと零れる涙で目の前は霞んでいた。
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葵(プロフ) - kotaさん» ありがとうございます(^^)明日載せる予定なのでお楽しみにお待ちいただけると嬉しいです! (2019年3月31日 23時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
kota(プロフ) - また新作待ってます。特に隆二くん《*≧∀≦》 (2019年3月31日 14時) (レス) id: 1738584988 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 1980noさん» いつもありがとうございますm(_ _)m隆二さんお楽しみにお待ちください(^^)! (2019年3月29日 7時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 葵さん『JSB SEVEN JEWELRY』の完結お疲れさまでした。m(_ _)mまた新作と@LINEの方も楽しみにして待ってます\(^^)/ (2019年3月28日 22時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Koiru*さん» コメントありがとうございます(^^)もう少しお待ちください!m(_ _)m (2019年3月18日 7時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2018年7月15日 19時