JSB SEVEN JEWELRY

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まあどうせ無理だろう。
俺が集めたのは知り合いの中でもトップクラスのやつばかり。
女のAが勝てるわけがない。




いくらフリースタイルとはいえ、技術以外にも迫力で根負けしてしまうだろう。
そう思い、その申し出を承諾した。





『自信あるんだ〜。それに昂矢くんがお願い聞いてくれるなら、私もっと頑張れるかも』




不覚にもそう言った彼女の笑顔にドキリとした。
女性らしくないカジュアルな格好とは裏腹に端正な顔立ちと可愛らしい笑顔がこのクラブでも人気の一つだった。
女性ファンも少なくないという。




まあせいぜい頑張れば。




俺のその言葉を聞いて、彼女はまた笑みを浮かべながら腕を小突いた。





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『よっ！』


エリー「･･･よう」


『昂矢くんテンション低っ』


エリー「Aが高すぎんだよ」





いよいよその日がやってきた。いつも以上に気合が入っているのかAのおへそに付いたピアスがキラキラと光っている。




『あの約束覚えてるよね？』


エリー「･･･うん」


『頑張るからちゃんと見ててね！』


エリー「分かってるよ」




言われなくてもちゃんと見るって。
月一で行われるイベントなんだから、これでも楽しみにしてるんだ。Aが出ることは不本意ではないけれど。




Aがどこかへ行ったタイミングで亜嵐がこちらへやって来た。



亜嵐「Aめっちゃ気合い入ってますね」


エリー「空回りしそうだけどね」


亜嵐「エリーさんめっちゃ好かれてますもんね。でも楽しみだなあ色々。笑」


エリー「面白がってんだろ！」


亜嵐「へへ、バレました？笑」




ほんとに、勘弁して欲しいよ。





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