>> ページ26
.
Aの顔を覗き込み、綺麗に巻かれている髪の毛を救い上げながら顔を近づけた途端、バチン!と鈍い音が響いた。
隆「痛ってえな・・・。・・・何すんだよ」
『何すんだよじゃないよ・・・、信じられない。』
隆「なんで?」
『隆二とこんな事したいって望んだわけじゃない!他の女の子と一緒にしないでよ!』
隆「ごめん、・・・A!待って。
待てって・・・」
部屋を出ようとするAの腕を掴み、後ろから抱き締めた。Aの身体は僅かに震えていた。
『離してよ。もう、顔も見たくない・・・』
隆「分かった。・・・最後にこれだけ聞かせて。Aにとって俺はなに?」
数分黙り込んだ後、Aが出した答え。
『・・・ただの友達だよ』
隆「そっか・・・」
Aが部屋を出てったあと、自分に対する情けなさで自責の念に駆られた。何やってんだ俺。
これまで俺がAに手を出したことは1度たりとも無かった。それは勿論、Aの事を特別に思っていたからこそ手を出せなかった。
それに彼女もそれを望んでいなかったから。
彼女からの依頼は一緒にいて楽しい人と残りの人生を過ごすこと。
この時の俺にはその意味なんて1ミリも分かっていなかった。
.
1950人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
葵(プロフ) - kotaさん» ありがとうございます(^^)明日載せる予定なのでお楽しみにお待ちいただけると嬉しいです! (2019年3月31日 23時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
kota(プロフ) - また新作待ってます。特に隆二くん《*≧∀≦》 (2019年3月31日 14時) (レス) id: 1738584988 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 1980noさん» いつもありがとうございますm(_ _)m隆二さんお楽しみにお待ちください(^^)! (2019年3月29日 7時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 葵さん『JSB SEVEN JEWELRY』の完結お疲れさまでした。m(_ _)mまた新作と@LINEの方も楽しみにして待ってます\(^^)/ (2019年3月28日 22時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Koiru*さん» コメントありがとうございます(^^)もう少しお待ちください!m(_ _)m (2019年3月18日 7時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:葵 | 作成日時:2018年7月15日 19時