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それから、彼女は俺を指名してくれて段々とAと過ごす日が増えていった。
明るい性格の彼女と過ごす時間はとても楽しく、いつからか会う日を楽しみに思うようになっていた。
『あ、ここの喫茶店。前によくおじいちゃんに連れてきてもらってたんだー』
駅ナカの一角にあるこじんまりとした喫茶店。
ある日、彼女の一言で入ってみることになった。
『ここのナポリタンね、超美味しいの!』
隆「へえ、そうなんだ。大盛りに出来るかな?」
『隆二って食べ物の話になると、すぐ大盛りにしようとするよね。笑』
どうでもいいけれど、他愛もないこんな会話がただひたすらに楽しく心地よかった。
また別の日には駅前のクレープを二人で食べた。
隆「A。あっちにクレープあったから食べよっか」
『ほんと?食べる!』
隆「口の横にクリームついてるし、笑」
『え、嘘。取って!』
指先でAの口の横についたクリームを拭い、そのまま指をぺろっと舐めた。
みるみるうちに紅くなる彼女の顔。可愛い。
『隆二もついてる。ひげのとこ』
隆「まじ?取って。」
『もーわざとでしょ?』
隆「あは、バレた?笑」
『バレバレだよ!』
と、文句を言いながらも俺の真似をしてクリームを取って口に入れた彼女の顔は相変わらず紅く染まっていた。
こんな日々がずっと続けばいいのに。
彼女のどこからお金が出ているのか、それは一切分からなかったが、気づけばAは俺の一番客になっていた。
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葵(プロフ) - kotaさん» ありがとうございます(^^)明日載せる予定なのでお楽しみにお待ちいただけると嬉しいです! (2019年3月31日 23時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
kota(プロフ) - また新作待ってます。特に隆二くん《*≧∀≦》 (2019年3月31日 14時) (レス) id: 1738584988 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 1980noさん» いつもありがとうございますm(_ _)m隆二さんお楽しみにお待ちください(^^)! (2019年3月29日 7時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - 葵さん『JSB SEVEN JEWELRY』の完結お疲れさまでした。m(_ _)mまた新作と@LINEの方も楽しみにして待ってます\(^^)/ (2019年3月28日 22時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - Koiru*さん» コメントありがとうございます(^^)もう少しお待ちください!m(_ _)m (2019年3月18日 7時) (レス) id: ea5accdc2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2018年7月15日 19時