叶わぬ恋《Ryuji》 (ページ5)

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隆二side ページ5

優希に会いに､
優介と一緒に病院へ向かった…､

病室へ向かうと､居なくて…､

介「またロビーかなぁ…」

隆「え？」

介「優希がロビーから外見るのが好きらしい笑」

隆「そうなんだ笑」

優介について､ロビーへ行けば…､
歌声が聴こえる…､

《《まばたきしては～みんなをみてる～､
キラキラひかる～､よぞらのほしよー笑》》
《上手!!笑》

声も､後ろ姿も…､
Aに…､

隆「スゲー似てる…」

介「え？」

優希が気付いた…､

優「パパ!!笑」

優希についてた看護師さんが振り向いた…､

やっぱり…､

やっと逢えた…､

A…､

Aも俺に気付き､一瞬目を見開き…､
顔を強ばらせた…､

介「あのぉー？」

Aは優介の声に慌てて､目を逸らし…､
優介にはあの笑顔で普通に接してる…､

そらそうだよな…､

優希の担当だって言ってたし…､

けど…､

俺は優介に嫉妬してしまう…､

自分にじゃなくて､優介にあの笑顔を向けられてる事…､
それに仕事が終わってるにも関わらず…､
優介が来るまで､優希に付き添ってる事とか…､

Aは優介が好きなんじゃねぇかって…､
思ってしまう…､

優介は俺から見ても､カッコイイし…､
優しくて､いい奴だから…､

そう思ったら､
俺はロビーのドアから動けなかった…､

優希が俺に気付き､

優「あぁー!!りゅーじぃー！笑」

と走って来ようとした…､

『走ったらあかん！』

優「あっ!!Aちゃん､ごめんなさい！」

『いいよ！お約束守ってな？笑』

優「はぁーい笑」

お前､優希のママかよ…って突っ込みそうになった…

Aが帰ると言い出して､優希がAにしゃがむように手ですると､Aはしゃがんだ…､

すると優希がAの頬にキスをした…､

相手は3歳だけど…､

何とも言えない気持ちになった…､

介「優希!!汗」

優「ゆーき､Aちゃんすきだもん!!笑」

『ふふっ笑､ありがとう！』

Aは満面の笑みで､優希の頭に手を乗せた…､

すると優希は寂しいそうな顔した…､

優「もうかえる？」

『うん笑､明日もちゃんと朝来るで？』

優「ほんと？Aちゃんがおねつはかりにくる？」

『うん！優希くんがちゃーんとパパのお願いが聞けて､ちゃーんと寝んね出来たらな！笑』

と優希をちゃんと言い聞かせて､優介にまたあの笑顔で挨拶してた…､