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隆二の顔を見た瞬間…、

一気に涙溢れ…、

私は隆二に抱きついた…、



すると、すぐ横に空いてる病室に隆二に入れられ…、
隆二は鍵を閉め…、
私を強く抱きしめてくれた…、



隆「A?どうした?」



隆二の優しい声に、また涙が溢れた…、



『りゅぅじぃーッッ…、』

隆「ん?」

『実は…、ゆーきくんッッ、』



私は隆二にゆっくり話した…、




〜隆二side〜

優希?

隆「優希がどうした?」

『今はッッ……落ち着いてるッッけど…ッッ、
落ち着いてる間にッ……心臓移植しんとッッ…、
次…発作とか起こしたらッ……もたへんかもッッ…て…』



ウソだろ…、



隆「………ッッ、」

『一応…ドナー待ちなんよッッ…、
でもッッ…、』



Aは下唇を噛み、下を向いた…、



隆「でもなんだよ」

『優介さんはッッ…、』



優介?



『移植は日本では出来ひんからッッ…だからッッ、
高額過ぎるしッッ…悩んでてッッ……、
まだ答えをもらえてへんのッッ、
間に合わへんッッ……、まだ3歳やのにぃッッ、
酷すぎるッッ…ッッ、』



マジかよ…、



『なんにもッッ…出来ひん自分がッッ…情けなくてッッ、
このまま…ずーっと見てるだけなんてイヤやッッ、』




優介…、

あの撮影があった後…、

相談するつもりだったんじゃねぇのかな…、


さっき俺が頼れよって言った時…、

だから涙を溜めてたんだ…、




隆「A、お前は優希をちゃんと見てやれ!」

『………りゅぅじぃッ?』

隆「俺が何とかする」

『ッッ、』

隆「だから、もう泣くな!
とりあえず、俺に話した事は誰にも言うなよ!」

『うんッッ、』

隆「今から実家行かねぇとダメなんだ、
けど、今日ちゃんと迎えに来るから!
それまで頑張れるな?」

『……うんッッ、』




俺はAを強く抱きしめ、頭を撫でた…、





それから、Aと別れ…、

タクシーで実家へ向かう途中に電話をした…、





隆「もしもし?」




優介…、

優希…、

絶対に俺が助けてやるから…、

































実家から出て…、
病院へ行き、優希の病室へ寄り…、

帰る事を伝えて…、

Aを連れて、俺の家に帰った…、



Aの車で、俺が運転してる間……、



Aは涙を流しながら…、
眠ってた…、



そんなAを見て…、



早く守って、支えてやれるようになりたいって…、
改めて思った…、



隆「早く、俺の彼女になれよ…A、」

隆二side→←隆二side



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作者名:Ri | 作成日時:2018年11月23日 2時

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