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「･･･っうおおっ！？」
マヌケな声が聞こえて、目が覚める。
声の主は、目をまんまるく開いてこちらを見る隆二くん。
そうか！わたしここでまた寝ちゃったんだ。
「おはよー」
「Aちゃん、な、な、なんでここで寝･･･」
「目が覚めてここにきたら寝ちゃったの」
昨日の記憶が全然ないこと
誰の家かわからなくて焦ったこと
ストレッチをして逃げる準備をしてから寝室を出たこと
まるで自分が泥棒の用な動きだったこと
を、身振り手振りで説明した。
「あはっ！！マジでウケる！！！」
天井を仰いで涙を拭いながら大爆笑の隆二くん。
連れて帰ってくれてありがとうね？とお礼を言うと
ぱああっと音がするんじゃないかってくらい全開の笑顔で
コーヒー入れてあげる！と言ってくれた。
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コトリと音をたてて置かれたコーヒーカップ。
白い湯気をゆらゆらさせながら香るのは、コーヒー豆のいい香り。
の、はずなんだけど･･･
「･･･うっ、ぷ」
「･･･うぉぇえっ」
絶賛二日酔いの２人には少々毒だったようで。
目を合わせて、「飲めないじゃん！」って笑い転げた。
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「Aちゃん、今日予定ある？」
「んーん、なんもなーい」
「そっか。じゃあゆっくりしていきなよ！」
「いいの？ 邪魔じゃない？」
「全然。いてくれた方が楽しいし」
そう笑う隆二くん。
わたしも･･･いまは1人になりたくなくて。
隆二くんの言葉に甘えることにした。
その理由は昨日、仕事が終わったあとのこと。
トレーニングしてるという篤志のところへ行ったとき。
「お疲れさま！」
「おつかれ。 ほら、カエル」
「カエルじゃなくてクローバーだってば！」
ガラス扉を鏡がわりに受け取ったピアスをつけていたら、その後ろで篤志が「しばらく忙しくなりそうなんだ」と言った。
そっか、頑張ってね！って逃げるようにその場を後にしたわたし。
篤志はわたしと距離を置こうとしている。
それをひしひしと感じてしまった。
いつかこうなるってわかっていたはずなのに、どう接していいのかわからなくて。
ひとりでいたらどうにかなってしまいそうだったから･･･
隆二くんがいてくれてよかった。
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Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» そうなんですね！！篤志との関係、個人的に好きだったので何か寂しいですね(T_T)これからも更新楽しみにしてます！続編嬉しいです！ (2016年5月20日 21時) (
レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - Meさん» コメントありがとうございます♪楽しみにしてくださって嬉しい！(●´艸`) その通り、篤志との関係は終わりました！わかりにくくて申し訳ない(>_<) (2016年5月20日 7時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - もー（ ; ; ）次が楽しみです（ ; ; ）あの…主人公ちゃんと篤志は終わった(？)ってことですかね？？すいません…いきなりこんな事を聞いてしまって（ ; ; ） (2016年5月19日 21時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» これからも読みに来ますね！笑 はい！宜しくお願いします！ (2016年5月18日 19時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - めんめんまさん» めんめんまさん、ありがとうございます！はじめて感想を貰ってめちゃめちゃ嬉しいです･･･！初心者なので、読みにくかったりするかもしれませんが頑張りますね☆これからもよろしくお願いします(＾＾)/ (2016年5月18日 16時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫 Yukari
| 作成日時：2016年5月11日 16時
