004 隆二 eyes ページ36
..R..
「？」マークに頭の中を占拠されて、すっかり固まっている俺。
その俺の顔をひょいっと覗きこんだAちゃんが、おーい！どしたー？と呼んだ。
･･･可愛い。もういいや、いまは何でも。
その日Aちゃんはめちゃくちゃテンションが高くて、ガンガン喋って、ガンガン飲んで
─────･･･ 潰れて寝てしまった。
俺の膝を枕にして、赤い顔で眠る彼女。
膝枕する方も悪くねーな、なんて思いながら眺めていると、向かい側ではいつの間にかNAOTOさんが潰れていて。
更に、本日荒れ模様だった臣も潰れていた。
「そろそろお開きにしますか！」
「いやー楽しかったー！！」
ELLYと岩ちゃんの声を合図に、帰り支度を始める。
揺すっても起きないAちゃんを送ってもらおうとNAOTOさんに声をかけてみるも、全然反応なし。
生存メンバーは誰も彼女の家を知らないらしい。
臣さんは俺が連れて帰りますよ！と言う岩ちゃんに
んじゃNAOTOさんは俺が、と言うNAOKIさん。
────･･･ ってことは･･･！
「頼むで隆二！」
健ちゃんが俺に向って親指を立てた。
明日は久々のオフ。
それに伴って、三代目担当のAちゃんも休み。
だからいいか、とりあえず俺んちに連れて帰ろう。
何気に俺も酔っ払ってるから、そこで問題になってくるのはやっぱり邪念のヤロウなんだけどね。
し、し、鎮まれたもう･･･！
.
タクシーの中でもマンションに入ってからもずっと眠り続けるAちゃん。
おんぶしてる俺の耳に、すーすーと気持ちよさそうな寝息がかかる。
しっかし、軽いなマジで。
ちゃんと飯食ってんのかな？
今日だって全然食べないで飲んでたし。
そんなことを考えながら家に入り、寝室のベッドの上にゆっくりと下ろす。
･･･んん、と小さい声をあげた彼女は少し身を捩ってあと、また寝息をたて始めた。
水、置いといてあげようかな。
冷蔵庫からペットボトルを取り出すとまた寝室に戻って。
「Aちゃん、水ここに置いて───･･･」
顔を覗きこんで、小さく声をかけた俺の目に飛び込んできたのは。
眉間に皺を寄せ、悲しそうに、切なそうに一筋の涙を流す･･･Aちゃんの姿。
.
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Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» そうなんですね！！篤志との関係、個人的に好きだったので何か寂しいですね(T_T)これからも更新楽しみにしてます！続編嬉しいです！ (2016年5月20日 21時) (
レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - Meさん» コメントありがとうございます♪楽しみにしてくださって嬉しい！(●´艸`) その通り、篤志との関係は終わりました！わかりにくくて申し訳ない(>_<) (2016年5月20日 7時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - もー（ ; ; ）次が楽しみです（ ; ; ）あの…主人公ちゃんと篤志は終わった(？)ってことですかね？？すいません…いきなりこんな事を聞いてしまって（ ; ; ） (2016年5月19日 21時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» これからも読みに来ますね！笑 はい！宜しくお願いします！ (2016年5月18日 19時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - めんめんまさん» めんめんまさん、ありがとうございます！はじめて感想を貰ってめちゃめちゃ嬉しいです･･･！初心者なので、読みにくかったりするかもしれませんが頑張りますね☆これからもよろしくお願いします(＾＾)/ (2016年5月18日 16時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫 Yukari
| 作成日時：2016年5月11日 16時
