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「どうだ調子は」
入ってくるなり聞いてきたヒロ兄の顔は、やっぱり怖いままで。
篤志が聞かせてくれた話は嘘か･･･？
と疑っていたわたしの目の前に差し出されたのは、大きな３つの袋。
中にはフルーツ、ゼリー、ヨーグルト、お菓子がパンッッパンに入っていた。
ヒロ兄の後ろで、こんなに冷蔵庫に入らない！と肩を震わせて笑う篤志の姿が見える。
ヒロ兄はちゃんと、見ててくれたんだね。
だからいまも心配してきてくれたんだ。
「･･･ごめんなさい」
「これ全部食べ切るまで篤志んちから出るな」
「え！！！」
仕事を抜け出してきたというヒロ兄は、「じゃあ篤志、Aをよろしく」って言って帰っていった。
「HIROさんが悪かったって伝えてくれだって」
自分で言えばいーのにな、ってまた笑う篤志になんだか恥ずかしくなって･･･
「篤志くん、うどん！早く！」と急かす。
ふわふわの卵が入った篤志のうどん。
ほんの少ししか食べられなかったのに「よし、えらい！」と褒めてくれた。
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ふと目が覚めて、サイドテーブルに光る時計を見る。
────AM ２:３０
リビングに出ると、篤志はソファーの上に横になっていた。
片腕をおでこの上に乗せて寝ている。
─────･･･ さみしい
篤志を背にしてソファーの下に座り込むと
「･･･どうした」
コロン、とわたしの背中の方を向いた。
「さみしくなったの」
「お前、今日１日で随分甘えん坊になったね」
「篤志くんならもういいやと思って」
なんだそれと言いながら起き上がる篤志に、一緒に寝ないのかと聞く。
「それはHIROさんからの許可が下りないだろ」
「でも篤志くんが風邪引いたらわたしが怒られるんだよ、だから一緒に寝て」
おーねーがーいー！と、なかば強引にベッドまで連れていって、篤志の腕の上に頭を乗せる。
いま思えば本当に無防備というか･･･篤志のことをまったく警戒なんてしてなくて。
お父さんがいたらこんな感じかなあ？なんて口走る始末。
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スケジュールを調整した篤志は、その日から３日間ずっとわたしのそばにいて、毎日朝まで抱きしめて寝てくれた。
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Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» そうなんですね！！篤志との関係、個人的に好きだったので何か寂しいですね(T_T)これからも更新楽しみにしてます！続編嬉しいです！ (2016年5月20日 21時) (
レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - Meさん» コメントありがとうございます♪楽しみにしてくださって嬉しい！(●´艸`) その通り、篤志との関係は終わりました！わかりにくくて申し訳ない(>_<) (2016年5月20日 7時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - もー（ ; ; ）次が楽しみです（ ; ; ）あの…主人公ちゃんと篤志は終わった(？)ってことですかね？？すいません…いきなりこんな事を聞いてしまって（ ; ; ） (2016年5月19日 21時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
Me(プロフ) - 紫 Yukariさん» これからも読みに来ますね！笑 はい！宜しくお願いします！ (2016年5月18日 19時) (レス) id: 6de1d6cb5d (このIDを非表示/違反報告)
紫 Yukari(プロフ) - めんめんまさん» めんめんまさん、ありがとうございます！はじめて感想を貰ってめちゃめちゃ嬉しいです･･･！初心者なので、読みにくかったりするかもしれませんが頑張りますね☆これからもよろしくお願いします(＾＾)/ (2016年5月18日 16時) (レス) id: 2484694bbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫 Yukari
| 作成日時：2016年5月11日 16時
