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10(J) ページ10

23時。
自主練のために練習室でヒョンビンを待つ。



10分を過ぎても
30分を過ぎても
1時間を過ぎても

ヒョンビンは現れなかった。


「はぁ〜今日はだめかな」


「もう消灯だぞー」ドアを開けスタッフさんから声をかけられる。


「わかりました。今出ます」



俺は持っていたキャップを目深に被り、練習室を出た。

部屋に戻ると、ヒョンビンはもうベッドに入り布団を被って寝ていた。


「明日も待ってるから」
肩をポンと叩く。





覚悟を決めてからの俺は何も諦めたくなかった。


「あれージョンヒョンどこいってたのー?」同室のソンウがベッドから顔を出す。


「ん、ちょっと。風呂いってくるわ」


「いってらっしゃーい」



熱いシャワーを被り、気合いを入れなおす。




6時。

俺はいつものように起きて、朝のジョギングをする。


眠くないと言えばウソになるけど、ルーティーンになってるからやることに負担は感じなかった。



今日は違うコースを走ろうと思い、合宿所の裏を走ると小猫が歩いていた。


「どうしたんだー?」なんて甘い声を出してしまう。

猫好きの俺は思わずその猫の行く方へ行く。



ついていくと、小さなベンチがある緑いっぱいの場所。


なんかあったかいその空間。


小猫は俺の脚をスリスリする。
かわいい。


「おまえ美人だなー」
つぶらな目で俺を見つめるその小猫。


「名前は何て言うんだ?」

ニャー


「じゃあ俺がつけてやる♪」

ニャー


「うーーーん、何にしようかな〜」


俺が考えている間もその猫は、ずっと俺のそばから離れなかった。

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設定タグ:PRODUCE101 , ジョンヒョン , JR   
作品ジャンル:恋愛
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杏花(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます!応援して頂けて嬉しいです♪ノロノロ更新になりますが、頑張りますのでこれからもよろしくお願いします^^ (2017年7月20日 0時) (レス) id: 1aafa2c1d9 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 読ませていただいてます。 この話を読みながら思い返しています(T_T) めっちゃ応援しています^^ これからもp(*≧ω≦)/ ファイティン♪ (2017年7月16日 19時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏花 | 作成日時:2017年6月22日 1時

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