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俺は目の前の課題を無我夢中でやった。
練習室でこもって、踊りまくった。
止まると考えてしまうから…。
そして、2回目のスタジオの順位発表の日がやってきた。
学ランに袖を通し、
BoA先輩に挨拶をし、
4人で並んで席に着く。
今日35人になる。
順番に呼ばれて行き、残るは1位と2位。そしてカットラインの35位。
俺の名前はまだ呼ばれていない。
クァンリンと共に台に呼ばれる。
俺は1位候補になったのだ。
そして、BoA先輩が俺の名前を呼んだ。
俺、1位になったよ。
俺を選んでくれた国民プロデューサーの皆様に心からの感謝を述べる。
デビューして5年。
なかなかうまくいかなかった俺たちにくだされた会社の判断。
最初は戸惑った。
でも、やるからには命がけでやろうと思った。
いい仲間、いいライバルがたくさんいるこの環境は俺を奮いたたせた。
やってきて、よかったんだ。
認めてくれてありがとう。
収録が終わり、みんなが俺のもとにやってきてくれる。
「ヒョンおめでとう!」
「ジョンヒョンやったな!」
「ありがとう」
みんなと喋っていたが、ふとスタジオの奥を見ると見慣れた後ろ姿があった。
俺は追いかけた。その小さな背中を。
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杏花(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます!応援して頂けて嬉しいです♪ノロノロ更新になりますが、頑張りますのでこれからもよろしくお願いします^^ (2017年7月20日 0時) (レス) id: 1aafa2c1d9 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 読ませていただいてます。 この話を読みながら思い返しています(T_T) めっちゃ応援しています^^ これからもp(*≧ω≦)/ ファイティン♪ (2017年7月16日 19時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杏花 | 作成日時:2017年6月22日 1時