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あつあつのご飯。
ふかふかの布団。

ユナの家にお邪魔してここ数日触れてなかった温かさを痛感する。


「足のばせて寝れるー!」


「あはは、今までは仮眠室で寝てたんでしょ?」


「うん、仮眠室って言うかそのへんの長椅子で…」


「ほんっと無理するんだから〜私に頼ってくれたらいいのに」


「だって自業自得だし…」


それにホテル暮らしとかも考えたけど、出来なかった理由がもう一つある。
私には帰る場所がある。
そう思ったから。


「ねぇ」


「ん?」


「ヨンスさんのことなんだけど…
 私聞かれたの、Aに他に男が出来たんじゃないかって」


「…そう」


「そんな人はいないって言ったけど」


「うん、いないよ…」


「Aの中であの子たちが今一番大事なんだよね。
 評判聞いてるよ。すごく慕われてるって」


「あはは、みんなよくしてくれてるよ〜色んな話してくれるし」


「…違ってたらごめんね。
 なにか心に押し込めてることがあるんじゃない?
 私でよかったら話聞くよ」


「ユナ…」



どちらかと言うとずっと真面目に生きてきた方だと思う。
小学校・中学校は学級委員だったし、高校は頑張って進学校に入った。
大学でヨンスに出会って、両親説得してこっちで正社員として就職して。
当たり前のように結婚適齢期になったらヨンスと結婚するもんだと思ってた。
普通のサラリーマンと普通のOLが普通の家庭を作る。


でも私は今小さな過ちをおかそうとしている。

法に触れるわけではない。

ただ、好きになってはいけない人。



「…あんな風に泣くA初めて見たからさ。
 いつも弱音吐かない、何があっても前向きに進んでいくAだから」


「…私ね」


今までのことを口にしてしまったら、涙があふれてきた。





私はジョンヒョンくんのことが好きなんだ。

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設定タグ:PRODUCE101 , ジョンヒョン , JR   
作品ジャンル:恋愛
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杏花(プロフ) - ファニさん» コメントありがとうございます!応援して頂けて嬉しいです♪ノロノロ更新になりますが、頑張りますのでこれからもよろしくお願いします^^ (2017年7月20日 0時) (レス) id: 1aafa2c1d9 (このIDを非表示/違反報告)
ファニ(プロフ) - 読ませていただいてます。 この話を読みながら思い返しています(T_T) めっちゃ応援しています^^ これからもp(*≧ω≦)/ ファイティン♪ (2017年7月16日 19時) (レス) id: 787a0420f1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杏花 | 作成日時:2017年6月22日 1時

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