乗り過ごし注意【志麻】

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いつも通り、学校が終わり友達としゃべりながら最寄りまで歩いて




いつも通り、駅からイヤホンで志麻さんの曲を聴きながら塾へ向かう




そしていつも通り、苦手な古文の授業をたまに船を漕ぎながら受けて




いつも通り、少し苦手な知り合いが話しかけてくるのから逃げるように塾を足早に出て




いつも通り、イヤホンを挿して音漏れを気にしながらツイキャスで「待機です」と打ち込む




いつも通り、21:25の電車に乗れるようにホームで待ちながら帰宅の連絡をして





いつも通り、予定時刻より少し遅れて始まるラジオにニヤケを出さないようにしながら聴き入る





しかし、今日は私の大好きな推しさんは遅れてくるとの他の3人からの報告





自分でのTwitter報告なかったな、などと考えながら話に耳を傾けていると電車が到着したので流れにのって乗り込んだ




未だに電車の揺れに自力で耐えるプロのようなサラリーマンたちのようには立てないので、少し中に入って鉄の棒に掴まる





目の前の人の脚が私のほうに少し伸びてきたので、この人寝てるんだなと思ってよける





この時間に寝たら後で寝れなくなりそうなのにお疲れなんだな





そんなことを考えながら、ふと視線を上げた瞬間楽しくコメントを打っていたスマホは私の手から落下した

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