箱に仕舞って、開けないで (ページ2)

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残り物には福があるページ2

特に何も考えずに友達と選んで入った委員会

「うわ、今日集まりあるんじゃん…」

一緒にお昼ご飯を食べていた時に瑠奈がどうしよう、とスマホで何やら確認していた

『瑠奈？どうしたの』

瑠奈「や、今日保健委員集まりあったじゃん、」

『うん、』

瑠奈「彼氏から今日会える？って連絡来ててさ」

瑠奈の彼氏さんはひとつ年上の他校の人
サッカー部で忙しくて最近会えてないって言ってたのを覚えてる

『え、じゃあ行って来なよ！久しぶりでしょ』

脊髄反射みたいに言葉が出て来た
元々今日の集まりは各クラスのどちらか1人が出れば良いやつだし
暇な私が代わりに出るのはどうってことない

『私出てくるし！』

瑠奈「A、ほんとにありがとう…なんかあった時は私に言って！」
なんでもする！

少し申し訳なさそうな顔をしながら教室を出た瑠奈を見送ってから、委員会の集合場所に向かった