Starlight II (ページ22)

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・（翔也side）ページ22

呑気に汐恩とAちゃんがくっついちゃえばいいのに〜とか思ってた僕がバカだった。

美鈴ちゃんが、そう簡単に引くはずがないのに。

サークルの活動が終わって、帰ろうとした時だった。

茉耶ちゃんから着信が何件も来てた。
嫌な予感がした、

急いで折り返しの電話をかける。

「あ、茉耶ちゃん？？どうしたの？？、」

「あっ、木全、落ち着いて聞いてね、…私も今さっき知らされたばっかりでまだ整理できてないんだけど、…」

“Aちゃんが病院に運ばれた、誰かとトラブルがあったようで、その人は今警察にいる”と

あまりの情報量の多さに声が出なかった。

「今、私病院に行くところなんだけど、乗ってるタクシーが渋滞に巻き込まれてて、、木全、今大学だよね？？」

「うん、」

「ならそこからの方がAちゃんがいる病院近いから、木全先に行って様子見てて欲しい、！」

「う、うん、わかった、」

茉耶ちゃんから病院を教えてもらって急いで向かった。

なんで、なんで気づかなかったんだろう、
…気づかなかったんじゃない、踏み込めなかった。

心配だから家まで送る、とか言えばよかった、送って行けばよかった。

ひどく後悔した。