Starlight (ページ45)

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にしてもラーメンはやっぱり美味しい！
ラーメン好き！！！

お会計の場になって、払う、と言ったのに
俺が払うの！と言って聞かなくて、結局払ってもらっちゃった。

『ありがとう、お金返す』

「いい！美味しいって言ってくれればそれでいい！」

『そんならいくらでも言うよ？あそこのラーメン美味しすぎてまた来たいもん笑』

「ほんとに！？やった〜喜んでくれてよかったぁ」

それで喜んでる景瑚くんもすごいな……

んじゃ帰ろ〜、と歩き出す景瑚くん

『景瑚くんの家ってどっち方向？』

「ん？あっちだよ〜」

……いやいや、真逆じゃない？

『送らなくて大丈夫だよ？家、真逆なのに…』

「ねぇ、この間言ったこと忘れたの？」

この間、この間……

“好きだから”

…はっ、そうだった、え、そうじゃん、え、……

1人で思い出し、1人で困惑してる私を見て景瑚くんは笑って、

「はい、そーゆーことだから送らせて？」

なんて言うから、

『はい……じゃあ、お願いします…』

送ってもらうことになりました。
学校で待ち伏せしてた時は手繋いできたのに、帰りは繋がないみたい。

あれ、こんなの、私が寂しがってるみたいじゃん、ほんとに….

家に着いてしまった。

「そんじゃ！帰るね〜」

『送ってくれてありがとう』

「いーえー」

景瑚くんが戻っていくのを見送る。

あ、と振り向いて、こっちに戻ってきた。

『…？どうしたの？』

「……」

何にも喋らないから、どうしたのかなって思ってたら

目の前が、あのナンパを助けてくれた日と同じ匂いでいっぱいになった。

「…忘れ物、」

そう言ってぎゅうっと抱きしめてくる景瑚くん
まだ抱きしめ返すことができない私。

そんな私にも、景瑚くんは微笑み、

「じゃあちゃんと寝てね？」

と頭を撫でて今度こそ戻って行った。