【ジョジョの奇妙な冒険】月夜ニ笑ウ日ヲ【正々堂々】【派生作品】 (ページ5)

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┴Ⅱ ページ5

学校についた、クレア。
教室に入ると、クラスメイトから注目を浴びる。
クレアは偽りの笑みを浮かべ、クラスメイトの相手をしていた。

「クレアちゃん、お早う！」

「お早うございます。ミカリアさん」

ニコリとクレアが微笑めば、そのクラスメイトはキャー！と頬に手を当て、喜んでいた。
クレアと仲のいい友達などいなかった。
みんな、クレアにチヤホヤしていた。
クレアはそれが嫌だった。

「皆さん、もうチャイムがなりますよ？席に着いて下さい」

クレアがそう言えば、素直にみんなが席に座った。
まるで、クレアはクラスの女王様のような扱いをされていた。

放課後、クレアは帰る準備をしていた。
とある男子に声をかけらたが、クレアは直ぐに帰らないと行けない、と言いその場から逃げる様に帰った。
帰りも行きのように車が止まっていた。

「…おかえり、クレア」

「！ただいまです。お父様」

車の中に居たのは、クレアの父親だった。
クレアはいつもは乗っていないのに…と思い、隣に座った。

「_______お父様、お仕事はどうなされたのですか？」

「…クレアはそんな事を考えなくていい」

父親は少し、低い声でそう言った。
クレアはビクリと、肩を揺らした。
何か不味いことを、聞いただろうか？
そう疑問に思い、また聞いた。
すると、パシンっ！と、乾いた音が車の中に響いた。
父親がクレアの頬を叩いたのだ。

「！ ……っ！」

「考えなくていいと言っただろうっ！」

「…ごめんなさい、お父様。もう聞きませんから、お仕置きだけは……！！お仕置きだけはっ！」

「ダメだ。帰ってから、逃げたりしたらもっと酷いことをするからな」

クレアは頭を抱え、怯えていた。
否。_______怯える事しか出来なかったのだ。
これから起きることが、クレアには予想が出来た。