ねぇ、【ジョジョ】 (ページ2)

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2：プロローグページ2

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イタリアの潮風に頬を撫でられAは顔を上げた

海から流れる風は潮の香りを孕んで鼻腔を掠める

イタリアの南部に位置する街、

ネアポリスは多数のギャングが仕切る街だ

その名も【パッショーネ】

Aもその一人であり、ボスに近い存在である

『おい、おい、そんなに腕を締めないでくれよ』

Aの腕を強く締める多数の女性は

A自身が座っているテラス席の周りを取り囲んでいる

Aはそんな女性に満更でもなさそうな声を上げる

空には煙草の煙が泳ぎ

辺りに煙草の独特な匂いが広がっていく

だが女性陣はそんなのは全く気にする様子は、微塵も感じられない

「ねぇ、今日は私と遊びましょ？」

「ねぇ隣の席座っていい？」

「ダメよあたしが座るの」

女の猫なで声でAは顔を上げ女達に目線を合わせ微笑んだ

『俺は皆好きだけどなぁ』

「きゃー」「もうっ、上手なんだからっ」

Aが女の顎に人差し指をあてがいウインクをする

その行為の一つ一つに女性たちは黄色い声を上げて

頬を染める

すると、一人の男がAに近付いた

「A、時間だ」

『やぁギヴ、もう時間かい？』

Aは軽い会話を男と交わし

煙草の火を灰皿で消して席から立ち上がった

『今日はもう帰らなきゃ、じゃあね♪』

Aは軽い足取りで男と路地裏へと消えて行った

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すいません、「ギヴ」はオリキャラです

直ぐに消えますが、重要です

原作に支障はきたさない程度に重要です