【ジョジョ】BLOOD and STAR【一部】 (ページ3)

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第２話ページ3

「ジョジョ？何を彫ってるんだよさっきから」
「い、いや何も……」
「いいえ見たわ。ちょっと見せて」
「ぜ、絶対ヘンだっていうよ」
「おいおいぼくらがそんなにひどいヤツに見えるか？」
「ね、見せて」

「まあ！ジョジョったら、いけないひとッ！」
「ぼくらの友情の証ってやつだよ」
「ハートの中にぼくの名前を書かないでくれよ、はずかしいな」
「いいじゃないか。三人だよ」
「もう知らないっ！」
「はは、それも悪くない」

「あれ……いけない、川に時計を忘れたようだ……」
「ぼくが取りに行こうか？」
「いや、自分で取りに行くさ。また明日遊ぼう」
　生乾きの髪をかきあげながらジョジョはうなずいた。ジョジョのガールフレンドのエリナとレイとジョジョの三人で川で遊んでいたのだ。
　最初は戸惑いもあったがすっかり三人でなじんだようでなによりだ。嬉しい事にディオの邪魔もなかった。
　帰路で泥だまりの中で嗚咽を漏らしていた少女を遠くから見かけた。金髪と見慣れたドレスからそれが誰だか分かるのに時間はかからなかった。
「エリナ」
　名前を呼ぶと彼女は顔を上げた。頬は誰かに叩かれたかのように腫れていた。口元は泥にまみれ目元は涙でぬれていたのだ。
「どうしたんだ。何があった？」
　彼女の傍らに跪くと彼女は急に立ち上がった。そしてくびすを返して走り出した。
「エリナ……？」
　走り去っていく背中を見ながらレイは確信した。
「ディオかッ……！！」

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To be continued
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