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瑠「いいとこ知ってるじゃん!」
「わ、わ、わ!!」
瑠「ん?どうした?」
私は今更、手を繋いでいることに気がついた。
瑠「え?さっきからずっと繋いでたじゃん(笑)」
「えっ!!さっきから?!ずっと?!?!」
────まずいよこれも…!!
付き合ってもいないのにこんなことして!!
尻軽女だと思われたらどうしよ…!!(汗)
瑠「大丈夫だよ!まだ繋いでていいんだよ?(笑)」
「い、いや!そんな!本当にすみません…!!」
瑠「えー?俺は嬉しかったけどなー。」
私が手を繋いでいたことについて謝ると、
瑠姫くんは寂しそうにそう言った。
瑠「でも、ここ本当にいい場所だね!
俺もここいい場所認定しとこー。」
「はい!ここ教えたの、瑠姫くんが初めてなんです!」
瑠「そう、なんだ…やばいな…//」
そう言うと瑠姫くんは私の事を優しく包み込む。
瑠「ありがとう。ここに連れてきてくれて。」
「あ…はい…///」
抱きしめられているせいで、
ドキドキしすぎて上手く呼吸ができない。
────やばい…///// 心臓の音…伝わっちゃうよ…///
「瑠姫くん…?」
瑠「A…大変だよ。」
「え…何が…ですか??」
瑠「俺…本当にAの事好きなんだな〜って思った。」
「はい…そうですね…///」
冷静を装えるのは、私には難しい。
表向きで出来ていても心の中までは、難しい。
瑠「A…、」
────こうやって名前を呼ばれるのも…
あと何回だろう…。
「はい…」
いつものように返事をすると、瑠姫くんは私から離れる。
瑠「俺と…付き合ってください…」
私が今日、言おうとしていた言葉。
瑠姫くんが同じ気持ちでいてくれて安心しているのと、
先に言われて悔しいのがぶつかり合う。
「…はい。こんな私で良ければ…っ!!」
私が笑顔で返事をしようとすると、
瑠姫くんの唇が私の唇に重なる。
「瑠姫くん…」
瑠「ん?」
「私…悔しいです。」
瑠「ん?え?なんで?(笑)」
「私が…今日瑠姫くんを誘ったのは…
私から告白するためだったからです!!」
瑠「わ…/// マジで言ってる?」
「はい!それがマジなんです!!」
瑠「そっか〜。でも俺が先にしちゃったしな〜(笑)
またいじめちゃった?(笑)」
「いえいえ!!そういう意味ではないです!!」
近くにあったベンチに座りながら、
私は今日の本当の目的を伝える。
「もうすっごい…待たせてしまったと思って…」
瑠「うん、ほんと、もうすっごい…待ったかも(笑)」
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Miaya(プロフ) - くうさん» コメントありがとうございます!!読んで頂けて嬉しいです! (2020年2月23日 18時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
くう(プロフ) - 言葉の表現とかもすごく素敵でした!!すごく楽しませてもらいました〜ありがとうございました! (2020年2月23日 0時) (レス) id: ddbb6960dc (このIDを非表示/違反報告)
みあや(プロフ) - 櫻 紅さん» コメントありがとうございます!!コメント読んで少し泣きそうになりました...(T ^ T)最後まで読んで頂きありがとうございました! (2020年2月17日 18時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
櫻 紅(プロフ) - 完結おめでとうございます。主様が黒王子の方も両方平行して書くの本当に大変だったと思います。すごく毎話展開が気になって楽しませてもらいました!素敵な作品に出会えて本当に読んでいて楽しかったです! (2020年2月17日 11時) (レス) id: 69e9e9ec66 (このIDを非表示/違反報告)
みあや(プロフ) - kurumuさん» 今まで読んでいただき本当にありがとうございます!!そう言っていただけてすごく嬉しいです(*^^*) (2020年2月16日 14時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時:2019年12月28日 1時