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瑠「…A…好き。」
「…私も…瑠姫くんのこと…」
< 〜♪
急に私のスマホが鳴る。
「あ…すみません…。」
瑠「ううん、出ていいよ。」
「はい…あ、もしもし。」
電話は明日の会議についての電話で上司からだった。
「はい、分かりました。はい…はい、失礼します。」
瑠「じゃあ俺、帰るね…今日はゆっくり休んで?」
私の頭を撫でてそう言って帰ってしまった瑠姫くん。
────なに…今の…///
瑠姫くんに…キス…された…?!/////
その夜は目を開けたまま、
瞬き以外、目を閉じることなく朝を迎えた。
「お…おはようございますぅ…」
上司「うわぁ!なんだ!気配がなかったぞ今!!」
「あ…申し訳…ございません…ははは。」
上司「ど、どうしたんだ!!
俺で良ければ…聞いてやるぞ?!」
「ホントですか?!ありがとうございます!!
じゃあ今日の夜、一緒に飲みに!
あ…でも…ダメですよね…。
ご家族の…皆様にご迷惑を…おかけするかも…
しれませんし…はぁ…。」
今日は寝不足で、本当に元気も力も出ない。
それこそ迷惑をかけている。
結衣「A?!」
「え…」
────相談する相手がいなさすぎて…
結衣の幻覚が見えている…?もうそろそろ…末期かな?
結衣「A!大丈夫?!」
「あれ…わ…本物だ…!!」
結衣がここにいるのが信じられなくて、
私は結衣の顔を触って確認する。
結衣「ちょっと何してんの?!どうした?!
クマできてるよ?寝てないの?」
「あ…まぁね…はは。」
昼休み。
私は午前中の仕事をなんとか終わらせて休憩に入った。
結衣「今度はこっちの会社が忙しくて、
人手足らないとか言うからさ…来てみたら何よ…
まさか残業続きとか?!」
「いや、違くて…。」
結衣「なんなの?言ってみなよ!
なにか解決出来ることがあるかもしれないしさ〜。
Aの悪い所はそうやって人に頼らなさすぎるとこ!」
「ごめん…」
────なんて言ったらいいの…?
JO1のマネージャーやってて、
瑠姫くんと両思いになって、告白されて、
キスされました、って?
言える事じゃないから悩んでるのに…
「言ったら…仕事…クビになっちゃう。」
結衣「はっ?!まさか!…会社に脅されてるの?!」
「いや…全然違うから。」
結衣「は?じゃあ何?」
いつまでも言わない私にイライラし出す結衣。
でも、言って良い事と悪い事がある。
その区別くらい私はできる。
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Miaya(プロフ) - くうさん» コメントありがとうございます!!読んで頂けて嬉しいです! (2020年2月23日 18時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
くう(プロフ) - 言葉の表現とかもすごく素敵でした!!すごく楽しませてもらいました〜ありがとうございました! (2020年2月23日 0時) (レス) id: ddbb6960dc (このIDを非表示/違反報告)
みあや(プロフ) - 櫻 紅さん» コメントありがとうございます!!コメント読んで少し泣きそうになりました...(T ^ T)最後まで読んで頂きありがとうございました! (2020年2月17日 18時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
櫻 紅(プロフ) - 完結おめでとうございます。主様が黒王子の方も両方平行して書くの本当に大変だったと思います。すごく毎話展開が気になって楽しませてもらいました!素敵な作品に出会えて本当に読んでいて楽しかったです! (2020年2月17日 11時) (レス) id: 69e9e9ec66 (このIDを非表示/違反報告)
みあや(プロフ) - kurumuさん» 今まで読んでいただき本当にありがとうございます!!そう言っていただけてすごく嬉しいです(*^^*) (2020年2月16日 14時) (レス) id: 7e8e82bff7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:MÏαyα | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/miayahome1225/
作成日時:2019年12月28日 1時