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夕「拓実、ちょっとさ、遠くまで歩いてもいい？」
「うん、ええよ」
VLOGを撮り終えて、GoProをスタッフさんから渡された専用のケースになおす。
ちこの散歩やってんけど、やっぱり懐かしかったんか少し遠くまで歩くことになった。
ちこもあんまり若くないらしくて、そう言った途端Aが抱っこして歩き始めた。
夕「ここのさ、おうちに住んでたおばあちゃんがボランティアで毎朝横断歩道立ってくれてはって。実はこっそり飴ちゃん貰っててん、仲良くて。もうさすがに俺のこと覚えてはらへんやろうけど」
「わからんで、覚えてはるかも」
夕「俺、中学生の時チャリ通でここの溝ハマって怪我してん。2ヶ月ぐらいはダンスできひんかった」
「やば、確かに怖いなここ」
夕「ここな。ここの公園、こたろう……俺の、幼なじみといつもダンスしててん」
「そっか、」
ここはな、ここは、って遠慮がちに俺に自分の思い出の場所を案内するAは少し生き生きしていて。
帰省する新幹線の中でちょっと身構えてたのがなんやったんやろうってぐらい。
夕「ここの坂登ったらな……って、ごめん、おもんないよな」
「ええ？おもんないとか思ってへんよ全然」
夕「いやでもなんもないこんなとこばっかり……ごめんな」
急にしょんぼりしてかかとを返すから、慌てて追いかけた。
「いやいやいや、なんで？！もっと行きたいんちゃうの」
夕「ううん、なんもないこんなとこ、おもんないよな」
帰ろっか。そう言いだすからなんで？が頭の中でいっぱいになる。
夕「だいぶ歩いたし、戻ろ」
「え、待って、待って、あ、そうや！ さっきのさ。坂道上がったところの公園！あそこいこ！あそこで休憩しよ。景色いいんやろ」
夕「……わかった」
ちこを抱っこするのを代わって、俺らは見晴らしのいい公園のベンチに座った。
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lilac(プロフ) - 刹那さん» よかったです、、！またいつでもリクエストお待ちしてます^_^ (2月10日 1時) (
レス) id: d9605496df (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 全然大丈夫です！夕愛くんも同じ病気がありながら音楽を届けている存在だなと感じているので、夕愛くんの頑張りが自身の力にもなっています！ (2月5日 15時) (レス) id: 4d02090172 (このIDを非表示/違反報告)
lilac(プロフ) - 刹那さん» リクエストありがとうございました！そうなのですね…！私はまったく関係なく、周りにもこの病気の人がおらず調べて書いていたので、実際と違うことがあったりして不快な思いをさせていないでしょうか…？またいつでもリクエストお待ちしております！ (2月5日 12時) (レス) id: d9605496df (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - こんばんは！リクエスト作品を書いてくださりありがとうございます！蓮くんの優しさと暖かさが幸せです！夕愛くんと同じ病気を持っているのでその辛さも分かるので感情移入してしまいました！翔也くん夕愛くんコンビも蓮くんとのコンビも大好きです！ (2月4日 22時) (レス) @page40 id: cd78df7e31 (このIDを非表示/違反報告)
lilac(プロフ) - dog1111さん» ごめんなさい…！プデュの書こうと思っていた部分でまた構成させていただきます！ほかのリクエストもお待ちしております…！ (1月28日 13時) (レス) id: 1e671c596b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：lilac | 作成日時：2023年12月29日 16時
