私の初恋、彼の初恋。

#28 ページ28

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??｢ミンギュ〜！！！何ぶつかってんだよ〜可哀想じゃないか！！！｣

??｢大丈夫ですか？｣

??｢すみません、前を見てなくって。｣

『あ、え、いや、大丈夫です！』



自分が放つ言葉と同時に立ち上がる私。


今、名前言ってたよね？聞き取れなかった〜。

と思いつつ前を見ると、

身長が高い人 と 髪の毛くるくるの人 と 失礼かもだけど、馬みたいな人が目の前にいた。



身長高い人｢あ、落としたコレ、どうぞ！｣


ニカッ！という効果音が付きそうな笑顔を見せて、私が落とした中身の入ってるペットボトルを渡してくれた。


『あ、ありがとう！！』


自動販売機の上の時計をちらっと見ると、

次の授業が始まるまで、あと３分も無かった。

二年生の教室は２階だからギリギリセーフぐらいだ。


『じゃあ、私はこれで！』

身長高い人｢あ、まって！…ください！！｣

『え！？！？』


走り出そうとした時に止められちゃったからバランスを崩す所だった。


身長高い人｢あの、クラスと名前は？｣


なんだ。そんな事か。


『5組のイ・A！！急がないとなの！じゃあね！！』


小走りで教室へ向かって行った。

やっと教室に着いて、席に着く。

疲れたから、｢はぁ！！｣なんて言っていたら、

スニョン君とジュンフィ君が私を見て笑っていた。


時計を見ると残り1分。


｢｢ギリギリセーフ｣｣


スニョン君が分かり切ったかのように言ってきたから、

つい笑ってしまった。





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