私の初恋、彼の初恋。３

#115 ページ21

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- You side





ガラガラ



ＪＮ「失礼しました」



ガラガラ



ＪＮ「よし！おまたせ！行こ！」

『うん！何から何までありがとう！』

ＪＮ「いいのいいの！僕がしたかったんだから！！」




僕がしたかった…？いやいや、期待しちゃうからっっ！

だめだよ、そんなことを言っちゃ…




ＪＮ「ん？立ち止まって、どうしたの？？」




あぁ、私立ち止まってたんだ…




『わっ、、ち、近いっっ///』




顔をのぞきこんで来たから、思わずドキッとして、

下を向いてしまった。




ＪＮ「あ、、ごめん…」

『あ、ううん、いいの！あ、ほら！急がないとチャイムなっちゃう！！』

ＪＮ「そうじゃん！！」



と言って目を見開く。



ＪＮ「よし！急ごう！！！！」



と私の手を握って歩くスピードをあげる。



『うんっっ！！！』




気を使ってくれてるからか、

すごく早く走ってるわけではなく、

こっちをチラチラと様子を見てくれながら、

早歩きで歩いてくれる。

なんて優しいんだろう…



こんな時も、私は馬鹿だから


この手を離したくない。


なんて、考えてしまった。



私の気持ちを知ることなどないジュニは更衣室へ向かう。

去年までは、いや、つい６，７ヵ月前までは

遠い存在だったのに…

今では隣に居る…手を繋いでいる…

夢の時間だな〜



この時間は最初で最後かもしれないから。

私はジュニの手を強く握った。





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