008【JM】 ページ8
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大学の講義室。
もうすぐで講義が始まるから、続々と増えていく学生の姿。
僕とジョングガは、入学してから決まってずっと1番後ろの席。
JM「へー、天使ちゃんバイト始めたんだ。」
JK「すごい疲れたって連絡来てた、可愛い。」
JM「お前のことだから、どんな連絡でも可愛いんだろ？」
JK「当たり前なこと言わないでくれる？」
なぜかジョングガに怒った顔を見せられる僕。なぜ？
JM「天使ちゃん、どこでバイトしてんの？」
JK「え、あー………ん？」
JM「？」
僕の質問に固まってしまったジョングガ。一時すると、困ったような顔で僕を見つめてきた。
JK「…聞いてねえ。」
JM「は？」
JK「よくよく考えたら、聞いてねえわ。」
JM「はあ？」
どうやらバイトをすることは聞いてたみたいだけど、どこで働くかまで聞いてなかったらしい。
相変わらず、肝心なとこで抜けてるっていうか。
まあ、そこがジョングガらしくて僕からしたら面白いんだけどさ。
JM「まあ、天使ちゃんのことだしカフェとか？」
JK「いや、無理。接客業とかAが可愛すぎるから危ない。」
JM「…バイトってほぼ接客業じゃない？」
JK「！…ジミナ、俺死んだ。」
カフェで働く天使ちゃんを想像でもしたのか、机に突っ伏して動かなくなったジョングガ。
TH「おはよー、ふたりとも。」
JM「おー、おはようテヒョンア。」
TH「あれ、グガ死んでんの？」
僕の隣に腰をおろしたテヒョンア。
この大学に入学して、僕とジョングガが仲良くなった友達のひとりだ。
TH「グガ、どーしたー？」
JK「…わしゃわしゃすんな。」
項垂れているジョングガの頭をわしゃわしゃと撫でる彼は、綺麗な顔立ちをしているためこの大学内じゃ有名人だ。
JM「あれ、テヒョンア昨日と同じ服？」
TH「あ、バレた？朝帰りでーす！」
JM「…ほんと、懲りないね。」
TH「女の子が生きがいだからね！」
ニコニコと笑うテヒョンアはその綺麗な顔で、何人もの女の子と関係を持ってるっていうのでも、有名なんだよな。
ジョングガはそんなテヒョンアに"ありえない"って顔してて、笑ったけど。
JM「あとで天使ちゃんに聞けばいいでしょ？」
TH「え、ジョングガ彼女となんかあったの？」
JK「……はあ。」
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作者名：ぴぴ
| 作成日時：2020年6月3日 2時
