004【JK】 ページ4
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JK「A、そっちも食べたい。」
俺の目の前でミックスベリーのアイスを頬張るA。
今日も間違いなく天使、全人類の中で1番可愛い。
「はい、どうぞ。」
JK「なんで、俺にもあーんしてよ。」
スプーンを差し出してくるAにそう言えば、すぐに顔が赤くなる。
JK「早く食べたいんだけど?」
「…っ、」
Aは押しに弱いからちょっとでも追い込めばこっちの勝ち。そんなところも可愛くて仕方がない。
「…ぁ、あーん。」
JK「ん、うまい。」
結局俺に負けておずおずとスプーンを差し出した彼女は、ぎこちない声であーんと言う。
あまりの可愛さに心臓がやられてしまうところだった。
JK「…ん?おでこどうした?」
「え?」
JK「腫れてない?」
「うそ…!」
アイスを食べながらボーッとAの顔を見つめていると、前髪の隙間から赤くなっているおでこを見つけた。
Aは自分の手でおでこを触ると"ホントだ"と肩を落とした。
JK「どうしたのそれ。」
「学校でオッパに会う前に急いで歩いてたら、廊下で人にぶつかっちゃって…」
JK「相変わらずおっちょこちょいだな。」
「痛いなとは思ったけど、まさか腫れてるなんて…」
JK「帰ったらすぐに冷やせよ?」
そう言ってAのおでこを前髪の上から数回撫でると、Aは気持ちよさそうに目を閉じた。
なんだそれ、くそかわいい!!!!!
JK「キスしてい?」
「!何言って…!」
JK「えー、割と本気なんだけど。」
「ここじゃだめ…!」
そう言って全力で首を振るA。
ふーん、ここじゃだめね。
JK「じゃ、早く俺の家行こ。」
「え?」
JK「ここじゃなかったらいいんでしょ?」
「…あ、そ、そういう意味じゃなくてっ。」
JK「Aが言ったんでしょ。」
Aの手を掴んで立ち上がれば、顔を赤くして俺にされるがまま。
抵抗しようと思えばいくらでも出来るのに、一切抵抗しないところがまたかわいい。
JK「A、ごめん。」
「え、なにが…?」
アイスクリーム屋を出てAにそう告げる。
きょとんとした顔のAの腕を引いて、顔を耳元に近づけるとピクッと彼女の体が跳ねた。
JK「家帰ったら絶対止まんないから、先に謝っとくね。」
「…なっ、!」
あーほんと、俺の彼女可愛すぎだわ。
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作者名:ぴぴ | 作成日時:2020年6月3日 2時