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昔から僕は依存体質だった
幼稚園の頃、好きな女の子が居てその女の子にちょっかいを出していた男の子を見た瞬間
幼いながらに頭に血が上ったのが一瞬にして分かった
その時僕が起こした行動は、彼の靴にダンゴムシや、てんとう虫を入れることだった
彼はダンゴムシを潰して大泣きし、周りの幼稚園児に笑われていた
その時の僕はこれ以上ないほど嬉しかった
次の日から彼は幼稚園に来なくなった
これで彼女は僕のものだと、僕が独り占め出来ると凄く嬉しかったのを今でも覚えてる
そして僕は小学生になって、幼稚園の時一緒だったあの女の子ともお別れをし、新たな1歩を歩んだ
あれは確か、小学校2、3年生ぐらいの頃
僕に優しくしてくれた一人の女の子が居た
その子はクラスの人気者で誰からも頼られて、誰よりも可愛くて男子からの人気も相当だった
僕はその女の子の事を好きになった
だけど敵は多すぎて、幼稚園の頃のあの馬鹿げたダンゴムシを靴に入れるような作戦もできず悩みに悩んだ結果
僕はクラス中に、彼女の悪い噂を流した
それは酷い悪口だったかもしれない
だけどそれが僕の愛情表現であったことに違いはなかった
悪い噂はクラスだけでなく、学校全体に広まった
次第に彼女から人は去っていき僕だけが彼女の味方と なった
あぁ、また僕の物になった
心底喜んだ。意地悪、いや、それ以上の悪ガキだったけど好きな物を手に入れた喜び以上のものはなかった
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作者名：テレサ | 作成日時：2021年4月11日 8時
