氷少なめ砂糖多め (ページ18)

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寒いページ18

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「ジェミナまだ帰んないの？」

このままだと寝ちゃいそうで、彼に声をかけた。

JM「うん、今週末用事あるから終わらせたくて」

パソコンから目を離さずにそう言った。

JM「眠いんでしょ」

「はは、バレた？」

JM「眠そうなおめめになってるよ？んー？」

突然のナナちゃん人格に目が泳ぐ。

JM「眠いなら帰れば？無理してもすすまないよ」

あ、戻った。

「うーん、でも今日全然進まなかったんだもん」

JM「じゃあ気分転換しに行こう」

そう言って彼とここの会社の屋上に出た。
植物とベンチがあって、結構オシャレな感じ。

「なんか、初めて来たかも」

そう言ってベンチに腰をかけると、ジェミンも隣に座った。

……また近いなぁ。

すっかり秋が近づいて少し肌寒いけど、頭がスッキリする感じ。

JM「Aはヘチャンのこと好きだったの？」

彼はポケットに手を突っ込んだままで、前を向いている。まだ、気になってたんだ。

「うーん、好きだったのかな、わかんない。」

「なんか、好きとはまた違う気がする」

JM「ふーん、」

「興味ないでしょ」

JM「あるよ、」

冷たい風が吹いて、また少し彼が距離を詰めると
肩が触れ合う。

JM「…なんか、腹立った。」

「誰に？」

JM「Aに。」

「わたし？」

JM「うん、」

ぜんぜん意味わかんない。なんかした？

彼は突然立ち上がって、フラフラと戻ってしまった。

変なのーと思ってるブーッと携帯がなった。